母校ギカダイをご紹介します

2009年10月30日掲載

滝川 浩史

豊橋技術科学大学 電気・電子工学系
電気システム工学分野 プラズマエネルギーシステム研究室

1986年
豊橋技術科学大学大学院電気・電子工学専攻修士課程修了
1987年
カナダ・ケベック州シャーブルック大学応用科学部化学工学科プラズマ技術リサーチセンター招待研究員
1990年
豊橋技術科学大学 電気・電子工学系教務職員
1992年
同助手
1994年
釧路工業高等専門学校 電気工学科助教授
1996年
豊橋技術科学大学 電気・電子工学系講師
1997年
同助教授
2007年
同教授

研究室データベース:滝川研究室

技術科学大学と名称を持つ大学は二校しかありません。豊橋技術科学大学と長岡技術科学大学です。それぞれの地元では、ギカダイとか、ギダイとか呼ばれています。両方とも1976年に兄弟校として誕生しました。しかし、世間では認知度が今ひとつなので、以下、Q&Aで母校、トヨハシギカダイをご紹介します。

Q.技術科学とは何ですか?

A.『「技術」を「科学」で裏づけ、新たな「技術」を開発する』、ということです。「科学技術」という言葉が広く知られていますが、これは、「科学」+「技術」のニュアンスがあり、「技術科学」=「科学を技術する」とは、若干違いますね。微妙・・・?

Q.母校とは?

自然エネルギー実験棟屋上の太陽電池パネルとエコエネルギー研究Grの学生居室風景

A.私はギカダイ修了生です。普通高校から共通一次試験(今のセンター試験)・二次試験を受けた世代です。1981年入学。そのころは、大学が出来たてほやほやで、建物も充実しておらず、空き地だらけでした。学内にある学生寮に住んでいたのですが、寮から講義等までぬかるんだ道を歩いて通った思い出があります。その後、ギカダイを出たり戻ったりを繰り返し、今のポジションに落ち着いています。
ギカダイへの入学ルートはたくさんあります。ギカダイ学生の8割は、工業高等専門学校(略して、高専)出身者です。これもギカダイの特徴の一つ。彼らは、高専を卒業し、大学3年生へ「編入」します。で、2割が1年生入学。そのうち半分が推薦入学。現在は、工業高校と普通科の両方とも推薦があります。

Q.研究内容と電力との関係は?

燃料電池向け等のナノカーボン合成システム

A.勝手につけた研究室の名前は、「プラズマエネルギーシステム」。プラズマとエネルギーを扱うからです。プラズマと言ってもイメージがわかないかも知れません。自然界には、太陽や雷といった巨大なエネルギーを持つプラズマが存在します。もともとは自動制御をやろうと思い、4年生の時には誘導モータの制御をテーマとしたのですが、その教授が定年退職されてしまったので、修士から別の研究室に移動し、電力系統で発生するアーク放電に関する研究を始めました。以来、なんやら不思議な「プラズマ」に携わっています。また、その時の教授が自然エネルギー関係の研究もされていたので、現在引き継いでいる次第です。ま、なんと言っても太陽っていうプラズマがなければ、我々は存在できませんからね~。プラズマの産業応用も重要ですが、エネルギー応用も忘れてはならないですね。

Q.豊橋ギカダイが再編するって?

真空アークプラズマを用いた機能性薄膜形成システム

A.平成22年度再編します。現在の8工学系から5工学系へ変わります。一見、少なくなるように見えますが、実はそれぞれの工学系が膨らみます。学部生も修士も学生数が増員されます。電気・電子工学課程・専攻・系は、通信系と無機物質系を増やし、電気・電子情報工学課程・専攻・系として生まれ変わります。期待してください。


電気工学のヒトたち