今まさに旬の話題や出来事、製品などをとりあげ、電気工学の技術成果を紹介する楽しいガイドコーナーです。

カーボンニュートラルの切り札 電気加熱(エレクトロヒート)

2023年10月掲載

一般家庭では、オール電化という言葉が定着して久しいですが、最近では、工場などの産業分野も電化が進んでいます。カーボンニュートラルを目指す上で、二酸化炭素(CO2)の排出を大幅に削減するためには、産業分野も含めた社会全体の“電化”が不可欠です。

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バックナンバー一覧

身近な電気工学 第37回 人工知能と電気工学2023年7月掲載

人間も人工知能も「学習」と「電気」が不可欠です。
文章を自動生成してくれる対話型AI “ChatGPT”に代表されるように、AI(人工知能)の進化は目覚ましいものがあります。このAIは、人間と同じような思考を持つコンピュータと思われがちですが、そうではなく、「人間の思考プロセスと同じよう…>>続きを読む

身近な電気工学 第36回 ヒートポンプの応用2022年11月掲載

熱エネルギーの「もったいない」を減らそう!
私たちの身の回りには、実は使用されていないエネルギーがたくさんあります。このエネルギーを電気利用することを環境発電(エネルギーハーベスト)と呼びます。今回の身近な電気工学は、その未利用エネルギーの中でも、熱エネルギーに着目しました。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第35回 避雷針の仕組み2022年7月掲載

避雷針は、雷を避けるのでなく誘うもの。
落雷から建物を守るために、屋上などに設置される「避雷針」。実はこの避雷針、雷を避けるのではなく、自ら雷を引き寄せて電流を地面に逃がしているのです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第34回 虫めがね実験と太陽熱発電2021年11月掲載

太陽の「光」ではなく、「熱」で発電する方法があった!
虫めがねで太陽の光を熱に変えて紙などを燃やす実験。理科の授業などで皆さんもやったことがあるのではないでしょうか?この太陽の"熱"は、実は私たちの身の回りの電気機器で色々と使用されており、発電にも利用されています。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第33回 ごみ発電のメリット・デメリット2021年7月掲載

「燃えるごみ」で発電しよう!
ごみ発電を聞いたことはありますか?ごみ焼却場に発電施設を設置し、ごみを燃やした熱で発電するもので、発電と廃棄物処理を同時に行える一石二鳥の技術として注目が集まっています。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第32回 引力と潮力発電2020年12月掲載

なんと、潮の満ち引きで発電できた!
世界には日本にないユニークな発電方法がいろいろあります。月などの引力の影響で起きる“潮の満ち引き”を利用した「潮力発電」もそのひとつです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第31回 生体の電気現象と医療機器2020年7月掲載

人のカラダの中には、弱い電気が流れている。
知っていましたか?この事実。私たち人間のカラダは微弱な電気信号を発するという現象を持っており、生命機能にとって不可欠な働きなのです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第30回 静電気の利用2019年12月掲載

コピー機は、 冬の天敵・静電気を利用している。
日本全国、本格的な冬に突入し、空気が乾燥してきていますが、セーターの着脱時などに発生する静電気に悩まされる方も多いのではないでしょうか。実はこんな厄介な静電気も、私たちの生活を便利にしてくれています。その代表例がコピー機です。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第29回 太陽とプラズマ2019年7月掲載

宇宙にも天気予報があった!
私たちの生活に欠かせない天気予報。その天気予報が、宇宙にもあることを知っていますか?実は電気工学とも密接に関係しているのです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第28回 マイクロ波の利用2018年12月掲載

電子レンジは、なぜ食べ物をあたためられるのか?
「チン!」するだけで、食べ物をあたためられる私たちの生活に欠かせない電子レンジ。実は、マイクロ波という電波を利用しているのです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第27回 環境発電(エネルギーハーベスト)とは2018年7月掲載

小さなエネルギー、収穫しませんか?
私たちの身近には、実は使われていない微弱なエネルギーが数多くあります。このエネルギーを電気利用することを環境発電(エネルギーハーベスト)と言い、現在、大きく注目されている技術です。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第26回 電車が動く仕組み2017年12月掲載

電車が、電線1本で走れる理由。
昔から電気工学のすべてがつまっていると言われる、電車。今回の身近な電気工学は、電流の流れに注目して電車が動く仕組みを解説します。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第25回 雷の不思議2017年8月掲載

なぜ、カミナリはジグザグに落ちていくのか?
雷は一年中起こりますが、夏の雷は特に激しいため、俳句では夏の季語とされて風物詩になっています。皆さんも一度は、ジグザクに落ちる雷を目にしたことがあるのではないでしょうか。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第24回 地球とプラズマ2016年12月掲載

オーロラの光の正体、それは?
北極、南極などでよく見られる、美しいオーロラ。夜空に赤色や緑色、黄色などの光がカーテンのようにゆらめいて、幻想的な美しさを私たちに見せてくれる自然の発光現象です。これは一体、何の光かご存知ですか。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第23回 電気魚の不思議2016年7月掲載

電気ウナギは、なぜ電気を出せるのか?
電気ウナギは、文字通り電気を発生できるウナギですが、果たして何ボルトの電気を出すのでしょうか?そして、そのメカニズムは?今回は知っているようで知らない、電気ウナギについて調べてみました。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第22回 モーターと回生ブレーキ2015年12月掲載

時速270kmの新幹線は、発電しながら止まる!
電気で走る新幹線は、消費電力を抑えるための様々な工夫がされています。そのなかで大きな役割を果たしているのが“回生ブレーキ”。電気工学の主要な研究テーマでもある、モータードライブ技術の進化で生まれました。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第21回 電気通信の仕組み2015年8月掲載

シャーロック・ホームズのメールは、電報でした。
文字で手軽にコミュニケーションがとれる、電子メール。現代社会に欠かせないツールですが、この電子メールの元祖といえば“電報”でしょう。あの有名なシャーロック・ホームズ物語(アーサー・コナン・ドイル著)に欠かせないアイテムである電報は、実は…>>続きを読む

身近な電気工学 第20回 電気の未来社会2014年12月掲載

未来は、コードやケーブルがなくなる?
いわゆる“たこ足配線”に象徴されるように、電源のコードやケーブルはわずらわしく、事故の原因にもなりかねません。現在でも携帯電話のワイヤレス充電をはじめ、様々な電気機器のコードレス化が進んでいますが、未来の私たちの生活ではもっと色々なもの…>>続きを読む

身近な電気工学 第19回 スピーカーとフレミングの法則2014年8月掲載

テレビの音を小さくすると、節電になるのか?
テレビの音を出しているのは、スピーカーです。この疑問に答えるためには、スピーカーの原理について理解する必要があります。実はスピーカーは、理科の授業のときに習った「フレミングの左手の法則」を応用して生まれた製品なのです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第18回 電気のトリビアその32014年1月掲載

身近な電気のフシギ、集めました
電気は私たちの身近にあるため、一見気がつきませんが、実は「なぜ?」と思う不思議がたくさんあります。今回の身近な電気工学は、そんな電気の不思議をご紹介します。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第17回 電気のトリビアその22013年11月掲載

ちょっと得する電気の雑学、集めました
家庭で楽しくできる実験から、物知りと思われる(?)知識まで。知っておくとちょっとだけ得する、電気の雑学をいろいろ集めてみました。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第16回 電気のトリビア2013年9月掲載

暮らしの中の電気トリビア、集めました
私たちの暮らしの至るところに、電気製品が使われています。今回の身近な電気工学は、そんな暮らしの中に存在する、あまり知られていない、しかし非常に重要な電気のトリビアを集めてみました。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第15回 野球と電気エネルギー2013年3月掲載

万能選手!電気は多才なエネルギー。
北海道日本ハムファイターズにドラフト一位で入団した、スーパールーキー・大谷翔平(おおたに しょうへい)選手が、投手と打者の二刀流の挑戦で大きな話題を集めています。ペナントレースでは前人未踏の“二刀流”で、是非活躍して欲しいところです。 …>>続きを読む

身近な電気工学 第14回 オリンピックと電気工学その22012年9月掲載

バレーも電力もIT管理。
まだ記憶に新しい2012年夏のロンドン五輪。中でも日本女子バレーは、1984年のロサンゼルスオリンピック以来の銅メダルにかがやき、日本中を大いに沸かせました。2010年11月の世界選手権での銅メダル獲得も32年ぶりの快挙で、"日本女子バ…>>続きを読む

身近な電気工学 第13回 オリンピックと電気工学その12012年7月掲載

水泳も送電も抵抗をなくそう!
ついにロンドン五輪が開催されました!日本のメダルラッシュの期待が高まるのが、競泳陣。前人未踏の大偉業となる「二冠・三連覇」に挑む北島康介選手を筆頭に、男女とも精鋭ぞろいです。 北島選手をはじめとして、近年の競泳の高速化は目を見張るもの…>>続きを読む

身近な電気工学 第12回 震災と電気工学その32012年5月掲載

電気工学的、節電とは?
昨年の東日本大震災以降、企業や家庭において節電への取り組みが盛んに行われています。節電は、緊急時だけでなく、普段の生活においても意識する必要があります。今回は、改めて節電における重要なポイントと、電気工学における節電(エネルギーの高効率…>>続きを読む

身近な電気工学 第11回 震災と電気工学その22012年1月掲載

電気は、本当に貯められないのか?
2011年3月11日の東日本大震災では、発電所等が大きな被害を受けたため、関東地方、東北地方で大変な電力不足に陥り、計画停電等もあり、社会に大きな影響を与えました。現在も各家庭や企業などで節電が行われていますが、「電気が貯められたらなぁ…>>続きを読む

身近な電気工学 第10回 震災と電気工学その12011年11月掲載

周波数変換の謎、徹底解剖。
2011年3月11日の東日本大震災では、発電所などが大きな被害を受けました。このため、関東地方、東北地方は、大変な電力不足に陥り、社会に大きな影響を与えました。このような災害時の電力不足の対策として注目を集めているのが、周波数の異なる地域か…>>続きを読む

身近な電気工学 第9回 LED照明のメリット/デメリット2011年6月掲載

いま流行(はやり)のLED照明とは、何もの?
最近よく聞くLED照明。いったいどういうものなのでしょうか? LEDとは、発光ダイオード(Light Emitting Diode)の略で、電気エネルギーを直接、光に変える半導体チップのこと。従来の白熱電球に比べて、省エネルギーで多くのメ…>>続きを読む

身近な電気工学 第8回 電力系統と駅伝2010年12月掲載

電力も駅伝も、最適配置で勝負。
駅伝は区間配置がポイント 日本の正月の風物詩として、近年、完全に定着したのが"駅伝"です。元旦の「ニューイヤー駅伝」、そして2日、3日の「箱根駅伝」。共に新年最初のスポーツビッグイベントとして、正月の茶の間に大きな…>>続きを読む

身近な電気工学 第7回 医療機器応用の歴史2010年9月掲載

日本最古の電気機器「エレキテル」は、医療機器でした。
江戸時代に平賀源内が製作した、有名な『エレキテル』。静電気を発生させる装置で、実はこれ、医療機器として用いられていたことをご存知ですか。 平賀源内はエレキテルについて「病人の痛所より火をとる器なり」と述べています。感電すると患部から…>>続きを読む

身近な電気工学 第6回 人工衛星と太陽電池2010年4月掲載

世界ではじめての太陽電池は、人工衛星に積まれました。
知っていましたか?この事実。1958年にアメリカが『ヴァンガード1号』という人工衛星を開発し、打ち上げに成功しました。なんと、そこに搭載されたのが世界ではじめての太陽電池だったのです。1957年に打ち上げられた世界初の人工衛星は電池切れ…>>続きを読む

身近な電気工学 第5回 宇宙船と燃料電池2010年4月掲載

2010 年、宇宙の旅のおともに「燃料電池」
ついに今年2010年、『国際宇宙ステーション』が稼働します。これまでアニメや映画の中の世界だった、有人宇宙施設がいよいよ誕生します! さて、実際に人間が生活する上でもっとも重要なのは言うまでもなく、水です。その水、宇宙ではどのように…>>続きを読む

身近な電気工学 第4回 ヒートポンプと打ち水2009年12月掲載

ヒートポンプの元祖は、「打ち水」でした。
最近では、みかけることが少なくなりましたが、日本伝統の暑さ対策として「打ち水」という慣習があります。この打ち水、なぜ涼しくなるのか知っていますか?それは撒いた水が蒸発することで熱を奪い、気温を下げる効果があるからです。これを気化熱と呼び…>>続きを読む

身近な電気工学 第3回 電気自動車とミニ四駆2009年5月掲載

電気自動車は実物大"ミニ四駆"
"エリーカ(Eliica)"という言葉を聞いたことはありませんか?これは、慶應義塾大学電気自動車研究室が製作した、最高時速370Kmを誇る夢の電気自動車です。実はこのエリーカ、皆さんがご存知のミニ四駆と同じく純粋に電…>>続きを読む

身近な電気工学 第2回 パワーエレクトロニクスとボランチ2008年10月掲載

サッカーと電力の舵を取れ!
まだ記憶に新しい北京オリンピック。今回も日本人選手の活躍は国民に大きな感動を与えてくれました。特に活躍が目立ったのは女子選手です。その中でも、惜しくもメダルはなりませんでしたが、サッカー女子日本代表"なでしこJAPAN&quo…>>続きを読む

身近な電気工学 第1回 超電導と浮遊術2008年7月掲載

ハリーポッターの空飛ぶホウキと超電導体
ついに“ハリー・ポッター”シリーズの最終巻となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』の日本語版が7月23日に発売されました。11月にはシリーズ第6作目の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の映画版も公開予定。もう何回目になるか分からないハリー・ポ…>>続きを読む

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