あなたの身近に電気工学

電気工学とはいったい何なのか?その活用先は?電気工学の基礎を知るコンテンツです。

今、みなさんの日常生活で、電気に関係する製品に触れないことはないでしょう。テレビ、パソコン、携帯電話、(ポータブル)メモリーオーディオ、DVDレコーダ、冷蔵庫、エアコン、自動車、電車、船舶、飛行機、炊飯器、洗濯機、医療機器、通信衛星、宇宙船・・・・など。これら全てに、電気が直接もしくは間接的に確実に関わっています。

また、発電所から送られてくる電気によって、私たちの生活は成り立っていると言っても過言ではありません。

電気工学とは、「電気」の関係する現象を研究することによって、社会の利益となる手法・技術を発見し、新しい発明を目的とする学問のことを言います。

人間による最初の電気の発見は静電気と言われています。古代ギリシアの哲学者タレス(BC.624~546)が、琥珀と毛皮を摩擦した時に静電気が起きることを見つけたことが始まりでした。

ベンジャミン・フランクリン 電気工学発展のきっかけを発見

ベンジャミン・フランクリン
電気工学発展のきっかけを発見

電気工学の発展のきっかけは、1752年、ベンジャミン・フランクリンが「稲妻が電気である」ことを発見してからです。それから電気に関する研究はめざましい飛躍を遂げ、19世紀の後半から20世紀にかけて、実用化が始まりました。モールスの電信、ベルの電話、エジソンの白熱電球・蓄音機・映画、ウエスチングハウスの電気機関車、マルコニーの無線通信、ラジオ・テレビといった電気工学上の偉大な発明が次々と出てきました。また、半導体が発明されたことにより、IC(集積回路)技術は大きな発展を遂げ、パソコン、電子計算機、インターネットや携帯電話に応用されています。

そして21世紀の電気工学は、コンピュータ、半導体、超電導、通信・情報、制御、エネルギー変換、パワーエレクトロニクス等、幅広いジャンルで構成され、電子レベルのミクロな世界から、巨大なシステムやエネルギーのマクロ世界まで扱う総合的な学問と位置づけられています。


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