関連図

原子力、火力、水力の各発電所で発生した電気は、発電所→送電線→変電所→配電線→引込線などの電力設備を経て、私達のもとに届けられます。この発電から需要までのシステム全体を「電力系統」と呼びます。現代社会は、電力が24時間365日、安定的に使用できることを前提に成り立っています。しかし、日本国内の長さ約2万kmに及ぶ送電線(ほぼ東京パリ間の往復距離)を管理しつつ、約1兆キロワットの電力を毎年、安定供給するにはきわめて高度な技術が要求されます。電力系統の研究は、毎秒・毎分ごとに変化する電力消費量をモニタリングしながら、必要な電力を過不足なく安全につくりだし、これをお客さまに輸送・分配することを追求しています。

利用分野

原子力、火力、水力、既存の各発電所はもちろん、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電など、新エネルギーの実現に向けても“電力系統”の研究は大きなウエイトを占めています。

この分野の研究を行っている大学の研究室

41件の研究室が該当しました。

21~25件を表示(全41件)

田岡 久雄

国公立/福井県
福井大学大学院 工学研究科 電気・電子工学専攻

田岡 久雄 教授(たおか ひさお)
当研究室は、1998年開設。福井大学大学院工学研究科電気・電子工学科の中でエネルギー工学分野の研究と教育に携わってきた伝統ある研究室です。この間研究室を巣立った若者は約100名に及びます。2018年度は、スタッフ2名、大学院博士前期課程9名、学部生2...

詳細を見る

後藤 泰之

私立/愛知県
愛知工業大学 工学部 電力システム研究室

後藤 泰之 教授(ごとう やすゆき)
当研究室は、1965年に故小林英夫先生が開設。その後、一柳勝宏先生が中心となり、1995年に後藤泰之先生、1997年に雪田和人先生、2006年中野寛之先生、2017年松村年郎先生、2020年七原俊也先生、2023年津坂亮博先生が参画されました。 2024年度現在では...

詳細を見る

飯岡 大輔

私立/愛知県
中部大学 工学部 電気電子システム工学科

飯岡 大輔 教授(いいおか だいすけ)
当研究室は、2021年4月に新設された研究室です。 再生可能エネルギーを主体とする電力システムの構築を目指して、電力システムにおける新しい運用方法、制御方法、保護方式の開発を目指しています。 2023度は、スタッフ1名、大学院生(後期課程)1名、...

詳細を見る

山本 和男

私立/愛知県
中部大学 工学部 電気電子システム工学科

山本 和男 教授(やまもと かずお)
当研究室は長年,雷関係の研究を続けてきた伝統ある研究室です。2012年に山本が中部大学に赴任して以降,120人以上の多くの卒業生を輩出してきました。2025年4月1日現在,大学院博士後期課程の学生3人,修士課程の学生15人,学部生(4年生)11人の総勢29...

詳細を見る

青木 睦

国公立/愛知県
名古屋工業大学 電気・機械工学科 電気電子分野

青木 睦 准教授(あおき むつみ)
当研究室は、名古屋工業大学の中で古くから電力関連の研究を行ってきた研究室であり,2014年度から青木が中心となって担当しています。「セキュリティーを考慮した次世代の環境調和型電力システムを構築」をコンセプトとして,送配電系統から需要家電気設...

詳細を見る

関連する次代を担う研究者

サイトの更新情報をお届けします。

「インタビュー」「身近な電気工学」など、サイトの更新情報や電気工学にかかわる情報をお届けします。

メールマガジン登録


電気工学を知る