電気工学のキーワード
電気自動車
電気自動車とは、その名の通り電気を動力源としてモータ駆動する自動車です。走行中にまったく排気ガスを出さず、騒音も少ないのが特徴です。動力装置は、電気モータ、バッテリー、パワーコントロールユニット(動力制御装置)などから構成されます。ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンなどの内燃機関が不要で、環境にやさしいのが特長です。以前からすでに実用化されていますが、バッテリーの容量・コストの面で、エンジン自動車なみの航続距離が得られないのが難点。普及に向けては、高出力で低コストのバッテリーの開発などが、クリアすべき課題です。
利用分野
現在、公共機関や企業で導入が進められています。たとえば日本郵政グループの郵便事業会社は、8年程で現在所有する全ての自動車を電気自動車へ切り替えていくことを発表しています。量産化にはさまざまな課題があるものの、電気自動車をはじめとするクリーンエネルギー車の導入の動きはもはや避けては通れず、世界各国で研究開発が進められています。
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小笠原 悟司 教授(おがさわら さとし)
システム融合学講座・電気エネルギー変換研究室は、2007年に小笠原教授が赴任し開設。2008年には竹本准教授が赴任した。北海道大学工学部の中でも最も古い大正13年からの歴史を持つ伝統ある研究室を受け継いでいる。電気機械学第一講座(大13.9)、電気機器...
- 私立/宮城県
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呉 国紅 教授(ご こくこう)
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- 国公立/宮城県
- 東北大学 大学院工学研究科 技術社会システム専攻
中村 健二 教授(なかむら けんじ)
当研究室では、モータ、発電機、トランス、リアクトル、インバータ、コンバータなどのエネルギー変換・制御機器の高性能化と、これらを様々な規模や用途に応じて高度に組み合わせた、電気エネルギー応用システムに関する教育と研究を行っています。
毎年2...
- 国公立/茨城県
- 茨城大学 工学部 電気電子工学科
田中 正志 助教(たなか ただし)
2012年から始まった研究室です。研究テーマは固体酸化物燃料電池の発電シミュレーションとリチウムイオン二次電池の電気特性の検討をメインに、電気自動車の充電器製作やキセノンランプの応用などさまざまなテーマを幅広くてがけています。2014年度は5名の...
堀 洋一 教授(ほり よういち)
研究テーマは、電気自動車の制御・ワイヤレス電力伝送システム・人間親和型モーションコントロールである。機械制御の基本が開ループ制御であるのに対し、電気制御の本質は単純な演算を短周期で繰返すフィードバック制御にあり、機械系の特性を大きく変化...