関連図

原子力、火力、水力の各発電所で発生した電気は、発電所→送電線→変電所→配電線→引込線などの電力設備を経て、私達のもとに届けられます。この発電から需要までのシステム全体を「電力系統」と呼びます。現代社会は、電力が24時間365日、安定的に使用できることを前提に成り立っています。しかし、日本国内の長さ約2万kmに及ぶ送電線(ほぼ東京パリ間の往復距離)を管理しつつ、約1兆キロワットの電力を毎年、安定供給するにはきわめて高度な技術が要求されます。電力系統の研究は、毎秒・毎分ごとに変化する電力消費量をモニタリングしながら、必要な電力を過不足なく安全につくりだし、これをお客さまに輸送・分配することを追求しています。

利用分野

原子力、火力、水力、既存の各発電所はもちろん、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電など、新エネルギーの実現に向けても“電力系統”の研究は大きなウエイトを占めています。

この分野の研究を行っている大学の研究室

43件の研究室が該当しました。

31~35件を表示(全43件)

石亀 篤司

国公立/大阪府
大阪府立大学 工学研究科 電気情報システム工学分野

石亀 篤司 教授(いしがめ あつし)
当研究室は、1949年に工学部が開設されて以来の伝統ある研究室で、今日に至るまで電気エネルギーの発生・輸送・変換・制御にかかる電力工学と高電圧工学の研究・教育を行ってきました。卒研生は既に約300名に及びます。年末の忘年会には卒業生も参加して、現...

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上野 秀樹

国公立/兵庫県
兵庫県立大学 大学院 工学研究科 電気系工学専攻

上野 秀樹 教授(うえのひでき)
当電力系統工学研究室の源流は、兵庫県立大学の前身の姫路工業大学創設にまで遡る歴史と伝統があるといってもよいでしょう。2009年10月から中山博史教授(現名誉教授・特任教授)の後を引継ぎ、電気の基礎から電力の発生や輸送といった電気の応用までの幅...

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餘利野 直人

国公立/広島県
広島大学 工学部 第二類 電気電子工学課程

餘利野 直人 教授(よりの なおと)
当研究室は1949年開設されました。 広島大学工学部において、長年電力システム工学分野での研究と教育に携わってきた伝統ある研究室です。 2024年(令和6年)度は、教職員6名(学内外の協力者を除く)、大学院生21名(修士課程:17名)、学部生9名の総勢27名が...

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林田 智弘

国公立/広島県
広島大学大学院 先進理工系科学研究科

林田 智弘 教授(はやしだ ともひろ)
当研究室は、2002年開設。広島大学工学部第二類(電気電子・システム情報系)の中でゲーム理論や最適化など意思決定分野の研究と教育に携わってきた研究室です。 当研究室を卒業した若者はのべ約250名で、2024年度は、学部4年生が5名、大学院生が19名、研...

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川田 昌武

国公立/徳島県
徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部

川田 昌武 准教授(かわだ まさたけ)
電磁波、振動等から信号処理技術を利用することにより重要な情報を抽出する研究を進めています。具体的には「電磁波リモートセンシング技術による電力機器設備、超電導磁気浮上式鉄道地上コイルの絶縁劣化診断技術」、「信号処理技術によるタービン・発電機振...

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