関連図

原子力、火力、水力の各発電所で発生した電気は、発電所→送電線→変電所→配電線→引込線などの電力設備を経て、私達のもとに届けられます。この発電から需要までのシステム全体を「電力系統」と呼びます。現代社会は、電力が24時間365日、安定的に使用できることを前提に成り立っています。しかし、日本国内の長さ約2万kmに及ぶ送電線(ほぼ東京パリ間の往復距離)を管理しつつ、約1兆キロワットの電力を毎年、安定供給するにはきわめて高度な技術が要求されます。電力系統の研究は、毎秒・毎分ごとに変化する電力消費量をモニタリングしながら、必要な電力を過不足なく安全につくりだし、これをお客さまに輸送・分配することを追求しています。

利用分野

原子力、火力、水力、既存の各発電所はもちろん、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電など、新エネルギーの実現に向けても“電力系統”の研究は大きなウエイトを占めています。

この分野の研究を行っている大学の研究室

42件の研究室が該当しました。

11~15件を表示(全42件)

熊田 亜紀子

国公立/東京都
東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻

熊田 亜紀子 教授(くまだ あきこ)
研究室の歴史は、1914年の我が国最初の高電圧実験室の完成、1915年の講義科目の開設に遡れます。鳳秀 太郎、西 健、鳳誠 三郎、河野 照哉、日高 邦彦と諸先輩の先生方からの伝統のバトンの重みを感じつつ、高電圧工学分野の研究と教育に携わってきています...

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加藤 政一

私立/東京都
東京電機大学 工学部 電気電子工学科

加藤 政一 教授(かとう まさかず)
当研究室は、2006年に開設された非常に「若い」研究室です。エネルギー、環境というテーマを対象としているだけに、新しい発想で研究を進めています。2012年度は、大学院生12名(うち留学生1名)、学部生14名、研究生(留学生)1名の、総勢27名で活動していま...

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岩尾 徹

私立/東京都
東京都市大学 工学部 電気電子工学科

岩尾 徹 教授(いわお とおる)
「人の上に立つのではなく、人の前に出る人間に。」を研究室の理念とし、研究だけでなく、人間力の育成にも力を入れている研究室です。具体的な研究内容は、電力の発生や輸送の過程で不可欠な大電流技術、特に、電力の安定供給のカギを握る遮断器の研究を...

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森 啓之

私立/東京都
明治大学 総合数理学部 ネットワークデザイン学科

森 啓之 教授(もり ひろゆき)
当研究室は、1990年開設。電力システムにおけるインテリジェントシステム応用の研究に携わってきた国際的な研究です。インテリジェントシステムとして、予測のためのニューラルネットワーク、大域最適化のメタヒューリスティクス、複雑システムのルール発...

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石田 隆張

私立/東京都
明星大学 理工学部 総合理工学科 電気電子工学系

石田 隆張 教授(いしだ たかはる)
当研究室は2014年開設。社会インフラに関わる電気電子情報分野に関係する技術を広く扱っています。研究室の人数は毎年3~7名と少なめですが、その分密度の濃い活動を行っています。

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