稼働機器のモータ内に薄く柔軟に実装可能なシート型ミリ波-赤外トモグラフィ検査の確立
採択年度 | 2024年度 |
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研究者氏名 | 中央大学 理工学部 電気電子情報通信工学科 助教 李 恒 |
萌芽研究テーマ | C:電力インフラの信頼性・環境調和性の向上への挑戦 |
研究概要 | 本申請は、モータ機器に対する非破壊検査技術という観点から電力供給の信頼性と経済性の両立へと貢献する。電力供給に対する位置付けは当然のことながら、モータ機器の利用は産業活動および社会循環全体に不可欠な基盤である。電力供給の信頼性と経済性を両立するためのアプローチの1つとしては、モータ機器本来の稼働を妨げない非破壊(対象物の動作停止・解体が不要)な検査技術の確立が求められる。一方で、モータ機器に対する既存の非破壊検査技術は依然として観察項目が限定的(主要例:回転数)であり、不調や欠陥の発生源を特定するための詳細な解析手法の確立は未だ不十分である。社会的損失に直結し兼ねない上記の致命的状況を打破すべく、本研究では申請者独自の食品ラップ並みに薄く柔らかい極薄膜シート状の光センサを用いた詳細解析手法を基に、稼働中のモータ機器内で異物混入の材質同定や破損個所の構造復元を可視化する非破壊検査を実現する。 |
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