採択年度 2024年度
研究者氏名 東京都立大学 大学院 システムデザイン研究科 電子情報システム工学域 M2 鈴木 遼生
萌芽研究テーマ A:電力システムの高度化への挑戦
B:エネルギー利用技術の高度化・省エネ化への挑戦
C:電力インフラの信頼性・環境調和性の向上への挑戦
研究概要 EVの短所を解決できるとされるDWPTシステムには、社会実装する際にEVが必要とする電力を安定して送ることが課題の1つとして挙げられる。例えば、送電コイルを道路(給電レーン)に満遍なく敷き詰めた場合でも、送電コイルの間に送受電コイルが磁界結合しない区間、つまり電力伝送できない区間ができてしまう。そこで、申請者らは地上側の送電コイルの磁界利用率に着目した。従来のシステムでは、一方向(垂直方向)の磁界しか利用できず、水平方向の磁界は利用されていない。つまり、磁界利用率が低い。そこで、DWPTシステムの社会実装に向け、送電コイルが形成する磁界を最大限に活用し、(送電コイルを道路)給電路の伝送電力密度(伝送電力量/1給電レーンの長さ)を向上させる手法を提案する。また、本研究は電気自動車だけでなく、無人搬送車(AGV)などのロボットへの給電にも応用可能であり、電気工学、特に非接触給電分野の発展にも寄与すると考えている。
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※研究者の職位・所属は、採択当時のものです。
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