採択年度 2019年度
代表研究者 埼玉大学大学院 理工学研究科 数理電子情報系専攻 電気電子システム工学コース 助教 稲田 優貴
共同研究者
  • 金沢大学 理工研究域 電子情報通信学系 田中 康規 教授
  • 東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻 熊田 亜紀子 教授
  • 筑波大学 システム情報系 藤野 貴康 准教授
  • 大阪大学 接合科学研究所 茂田 正哉 准教授
研究概要 電力用遮断器は,数十kAに及ぶ故障大電流を迅速に遮断する責務を課される電気エネルギ供給基盤機器である。しかし消弧ガスとして多用されるSF6は温室効果が高く排出削減ガスに指定されたため,SF6代替ガスの開発は喫緊の技術課題である。本研究では,申請者独自の卓越した計測・解析技術を高度に融合させることで,これまで実測もシミュレーションも不可能であったアーク誘発乱流の基礎メカニズムとそれがアーク遮断プロセスに果たす役割を,実験とシミュレーションの双方からシステマチックに解明する。この乱流に着目した研究アプローチは,長年にわたるガス遮断器研究の新局面を切り拓く先導的アプローチであり,本成果は新たなSF6代替ガスや乱流を積極的に活用した新遮断方式の開発に大きく貢献する。
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※研究者の職位・所属は、採択当時のものです。
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