電気工学のキーワード
燃料電池
燃料電池とは水素(あるいはメタノールなど)と酸素を利用し、電気をつくり出す装置です。電池というよりは、特殊な発電装置と言う方が正しいでしょう。水(H2O)の電気分解とは逆の反応が基本原理で、そのときに発生する電流を電極から外部に取り出して利用します。水素と酸素の反応の場合、生成するのは水だけなので現在の化石燃料に代わるきわめてクリーンなエネルギーシステムとして注目されています。燃料電池は、環境問題の大きなブレークスルーとなりうる技術です。
利用分野
大気中に排出されるCO2の削減を目的に、自動車や一般家庭向けの発電システム、電力会社向けの大型発電システムなどへの応用が主に研究されています。その他、携帯電話やノートパソコンのバッテリーとしても使用可能な大きさの小型燃料電池の開発が進められています。
藤田 吾郎 教授(ふじた ごろう)
当研究室は1998年にスタートしました。現在は20名弱のメンバーのもとに、エネルギー系に関する学外共同研究の実施などを中心に取り組んでいます。最近のテーマは,①分散電源系統連系技術(風力,太陽光,燃料電池など含む),②配電系統の電力品質改善技術,③...
林 泰弘 教授(はやし やすひろ)
2009年春に開設。当研究室では、太陽光や風力発電などの環境に優しい再生可能エネルギー源の導入と電気エネルギーの安定供給の双方を継続実現可能な次世代の最適な電気エネルギー供給形態(先進スマートグリッド)をトータルデザインすることを目指してい...
滝川 浩史 教授(たきかわ ひろふみ)
電気システム工学分野に属し、1980年代から研究活動を開始した歴史の古い研究室です。当初は、自然エネルギーGrとアーク放電Grの2グループでしたが、この数年は、エコエネルギーGr、エネルギーデバイスGr、ナノ材料Gr、アークプラズマ応用Grの4グループ...
- 国公立/愛知県
- 名古屋大学 未来材料・システム研究所 システム創成部門
加藤 丈佳 教授(かとう たけよし)
当研究室は、1995年に学際的・融合的な研究を行う研究センターの研究室として発足しました。名古屋大学で伝統のある電気絶縁材料の物性、劣化診断などから、地球環境も見すえた新エネルギーの有効利用、エネルギーシステムに関する研究・教育を行っています。
舩曳 繁之 教授(ふなびき しげゆき)
当研究室は、2010年に舩曳教授が着任し、これまでのシステム制御工学を電気エネルギー・システム制御工学と名称を変更して開設され、岡山大学工学部電気通信系学科の中で電気エネルギーと制御工学に関連した教育と研究を担っています。2010年度以降に研究...