
様々な用途にあわせた、電力変換
電力の変換には、交流から直流(直流から交流)だけでなく、電圧・電流の大きさ、周波数の変換などがあります。それらは、全て様々な用途にあわせて用いられます。サッカーにおけるボランチのポジションが、戦術によって1ボランチ~3ボランチへと変わるように、パワーエレクロニクスによる電力の変換方式も様々な形態があります。
パワーエレクロニクスによる代表的な変換方式は、
(1) 交流の周波数を別の周波数に変換する:周波数変換装置
(2) 直流を交流に変換する:インバータ
(3) 直流を変化させる:直流チョッパ、スイッチング電源
(4) 交流を直流にする:整流装置
以上のようなものがあります。これらの技術は、私達の日常の様々な用途にあわせて用いられています。

身近なパワーエレクトロニクス
それでは、様々な変換装置を駆使した、私達の身近なパワーエレクトロニクス技術を紹介していきましょう。
電力系統 ~周波数変換装置~

電力におけるパワーエレクトロニクス技術は、現代社会を支える基盤となっています。代表的な一例として、“周波数変換所”をご紹介しましょう。
日本の商用周波数は、富士川以東の50Hz系と、それ以西の60Hz系に分かれています。そのため、50Hz系と60Hz系間で電力の融通を行うには、周波数を変換する装置(周波数変換装置)が必要になります。
ちなみに、北海道-本州間の送電には、交流を直流に変換して送電する「直流送電」が採用されています。


