採択年度 2018年度
研究者氏名 宮崎大学 教育学部 准教授 湯地 敏史
萌芽研究テーマ A:電力システムの高度化への挑戦
C:電力インフラの信頼性・環境調和性の向上への挑戦
研究概要 地熱発電のエネルギー供給源は,地下のマグマの熱による水蒸気であり,地上に降った雨が地下の高温マグマ層まで浸透するとマグマの熱で水蒸気になって地下に溜まる。その水蒸気を蒸気井から採集すると湯の花という温泉成分が析出もしくは,沈殿したスケールが配管用鋼管に付着するなどの多くの設備における問題が生じている。このスケールの蓄積による循環悪化で発電効率が悪くなり蒸気井用の全配管を交換することで多大な費用を費やす。本研究は,超音波センサを使用して,蒸気井用の配管における非破壊検査を目的とした配管の内壁に付着した湯の花の厚みや付着箇所を水流の変化に伴う音響を観測することによる余寿命診断システムの開発を行っていく。
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