固体高分子形燃料電池への利用を指向した高プロトン伝導性ハイブリッド粒子充填膜の研究
採択年度 | 2016年度 |
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研究者氏名 | 山形大学 大学院理工学研究科 物質化学工学専攻 博士後期課程1年 志藤 慶治 |
萌芽研究テーマ | A:電力システムの高度化への挑戦 |
研究概要 | シリカ粒子表面にプロトン伝導性の高分子を強固・緻密に被覆し、プロトン(H+)伝導経路を構築した。さらに、プレス加工により作製した被覆粒子同士を接触させ、3次元のプロトン伝搬経路を有したフィルムを簡便に構築した。これによりプロトンの伝導方向に異方性のない新たな電解質膜(燃料電池心臓部の水素イオン伝搬部位)の開発に成功した。本研究により、量産可能で安価な電解質膜が燃料電池に導入でき、固体高分子形燃料電池の低価格化に大きく貢献でき、燃料電池自動車の普及促進の一旦を担う技術と云える。 |
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