関連図

超電導の“電導”とは文字通り電気の流れを指しますが、金属に電気を流すと必ず抵抗が発生します。超電導とは、ある特定の物質を超低温にすることで電気抵抗がゼロになる現象のことを指します。この超電導現象を応用することにより、さまざまな未来技術が開けるのです。たとえば超電導状態になったコイルに大電流を流せば、非常に強力な電磁石ができます。この超電導磁石を応用した超電導リニアモーターカーは、2003年の山梨実験線での試験走行で、鉄道の世界最高速度である時速581km走行を実現しました。超電導の研究はまさに次世代テクノロジーを実現するものです。

利用分野

超電導はリニアモーターカー以外にも、超高感度の磁気測定装置(SQUID)や医療用のMRI装置、コンパクトで大容量送電が可能な電力ケーブルなど、たくさんの応用が考えられています。「バイオテクノロジー」などと並び、21世紀の産業革命のキーテクノロジーとも言われています。

この分野の研究を行っている大学の研究室

9件の研究室が該当しました。

11~9件を表示(全9件)

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