学生幹事インタビュー
学生交流会GPANのディベート大会は、企画段階から当日の進行まで、5人の学生幹事が主体となり開催されました。北海道から広島まで、地域も学年もバラバラな5人。日ごろの研究と並行して、2014年2月頃より準備をはじめて、鹿児島・東京における2回の全体会議、頻繁なWEB会議、関係者の皆様とのメールのやり取り、学会での顔合わせなどを経て、GPANの開催に辿り着きました。5人の学生幹事に、半年にわたる準備・運営で苦労したことや得られた経験などを伺いました。
「参加して良かった」と言ってもらえて、心から幹事を引き受けて良かったです。
広島大学 M2 清木場 大(せいこば だい)さん 統括リーダー
昨年のGPANで学生幹事を務めさせていただいたのですが、とても楽しく、参加者の方と仲良くなれて、今年もやってみたいと思いました。また、今回はリーダーという立場を依頼されて、これまでそうした立場になったことがなかったので、是非一度やりたいと思い、引き受けました。
ディベートに関して一言。「それぞれ担当はありますが、基本的に企画・運営に関することは全てみんなと話し合って決めたものです。ディベートも、もちろんそうです。」
リーダーは、学生幹事と教員幹事、事務局の方々とどういうものをつくりあげていくのか。意見をまとめて、先導する役割です。最初は先が見えずに戸惑ったり、連絡の行き違いなどもありましたが、他の4人の幹事に協力してもらって開催にこぎつけたのが本当にうれしいですね。
また昨年のGPANは大変盛り上がりましたが、進行がバタバタした傾向がありました。そのため、今年はそれを払拭して、司会進行で参加者をなごませられたらいいなと思いました。
今回の運営を通して、裏方作業の大変さとやりきった後の充実感を得ることができました。イベントの大枠を決めることはもちろんのこと、資料の一字一句まで細かく準備するなどこんなに準備が多いのかと思いましたが、GPAN後に「参加して良かった」と言ってもらえて、心から幹事を引き受けて良かったと感じています。また、GPANで多くの人間関係を築くことができました。
数年後に、産業界の人間としてGPANに参加したい夢を持っています。
北海道大学 M2 岩見 俊幸(いわみ としゆき)さん マニュアル担当
昨年も学生幹事を務めさせていただき、資材係を担当しました。とはいえ、先輩と一緒にやったので、どちらかというと見ている感じだったと思います。そこで今年は、北海道大学の原先生に勧められたこともあり、自主的にやってみようと思って学生幹事を引き受けました。
ディベートに関して一言「テーマを決めるのが昨年よりも大変でした。4~5回、事務局のとやりとりしました。5案位提出しましたが、殆どボツでした(笑)。」
私は、当日の学生幹事や教員幹事のタイムスケジュールの作成を行うマニュアル係を担当しました。実はマニュアル自体、前々からあったようなのですが、かなりおおざっぱなものでした(笑)。今年は分刻みに近い間隔でつくりましたので、これを下地として来年以降に役立ててほしいと思います。
正直に言えば運営は大変でしたが、その中で「仲間との連携」というものがとても大切であるということが理解できました。今回のGPANが成功できたのも、他の学生幹事と上手く連携して仕事ができたからと思います。また教員幹事や事務局の皆様には、ディベートテーマ選定の際のアドバイス等、様々な形でバックアップしていただきました。皆様と一緒に仕事をすることができたのは「つながり」であったと考えています。
2年連続でGPANの幹事を務められたのは貴重な経験です。夢としては数年後に、産業界の人間としてGPANに参加したいですね。
「計画力」「実行力」「人脈の形成」 この三つを幹事になって得られました。
名城大学 M2 林 直輝(はやし なおき)さん ディベート担当
昨年はディベートをやる側で参加しました。幹事になったきっかけは、先輩である昨年の学生幹事の重野さんに誘われたことです。私は飯岡先生の研究室にいて、常日ごろから先生に他大学の学生とつながる機会を大事にしなさいと言われており、学生幹事を引き受けました。
ディベートに関して一言「昨年よりも産業界の方々に発言いただく機会を多くしました。」
私は、ディベートの要領作成とレクチャーを担当しました。去年、自分がディベートをやったときは、正直言って、最後までディベートがよく分かりませんでした(笑)。そんな思いを今年の方たちにさせたくないと気をつけて、分かりやすくなるように色々な工夫をしました。ただ、レクチャーでは、良い例と悪い例をそれぞれ提示するのですが、反駁(はんばく)はなかなか具体的な例が見つからず困りました。また、模擬のディベートのテーマも分かりやすくしたいと思って、漫画の『ドラえもん』まで案に入れて苦労したことが印象に残っています。
今回、GPANの幹事になって、教員幹事と事務局の皆様と資料の作成や連絡のやりとりをさせていただくなどの経験から、得られたことが三つあります。
- 計画力
- 実行力
- 人脈の形成
社会人になる前に、人としてもう一段階成長できたと思います。また、学生が主体となって、これだけのイベントができたことに本当に驚いています。ありがとうございました。