第3回GPAN 学生ディベート大会レポート

電力・エネルギーに関連する話題のテーマについて、賛成意見側と反対意見側に分かれて議論を行う“学生ディベート大会”。ディベートは理工系の学生が行うことはめずらしく、参加した学生が「よい経験になった」と口をそろえるGPANの目玉企画です。今年度は、産業界の方々も積極的にディベートに参加していただき、白熱した議論が繰り広げられました。

第3回ディベート大会概要

今年のディベート大会は、電力・エネルギーに関連する話題のテーマについて、チーム対抗のディベートを全3回行いました。1チーム4名、合計6チーム(24名)のチーム対抗による50分間のディベート対決が繰り広げられました。

ディベートは、1回立論、2回反駁(はんばく)、最終弁論および尋問で行われました。チームは学生4名+産業界1名で、学生が中心に発言しますが、今年は産業界の方々にも反駁(はんばく)や尋問に最低1回は加わっていただくようにしました。
また審査は、学生参加者全員でピアレビュー(審査)を行い、最高得点の1チームが「優秀賞」に選出、さらに産業界参加者の審査により1チームが「特別賞」に選出されました。

※学生参加者の所属大学(50音順)

愛知工業大学、大阪府立大学、九州大学、東京大学、徳島大学、名古屋大学、名古屋工業大学、広島工業大学、名城大学、早稲田大学

※産業界技術者殿の所属企業(50音順)

関西電力株式会社、中部電力株式会社、東北電力株式会社、電源開発株式会社、北陸電力株式会社、北海道電力株式会社、三菱電機株式会社

*ディベートおよび審査について詳しくは一昨年の模様をご覧下さい。

開会のご挨拶

今年はすばらしい天候にめぐまれ、予定通り、午前10時にGPAN(ディベート大会)がスタートしました。司会進行は、広島大学の学生幹事リーダーでもある、清木場大さん。まずは昨年に引き続き、教員幹事である北海道大学の原亮一准教授より、開会のご挨拶をいただきました。

「GPANは企画・運営も学生幹事が中心にやっています」と学生主体のイベントであることを、原准教授は強調されていました。

「電気工学を盛り上げる目的で、学生間の交流の機会をつくろうとはじめたのが、GPANです。2012年からスタートして今年で3回目となりますが、第1回から一貫して共通認識で行っており、それは学生の皆さんの交流の場であるということ。GPANは、ディベート大会や設備見学会といった授業や研究では得られない経験ができますが、皆さんのネットワークづくりも大切にして下さい。他の大学の学生や産業界の方々、教員などと積極的な交流を意識してほしいと思います。是非最後まで楽しんで下さい!」

続いて、学生幹事リーダーの清木場さんよりご挨拶がありました。

今年2月から準備をしたという学生幹事リーダーの清木場さん。

「GPANは、多数の電気工学分野の方々に参加いただいておいります。参加されている学生の皆さんは、電気工学について改めて面白いなと思っていただけたらと考えており、また原先生がおっしゃったように色々な方々との交流も目的としています。そして産業界の方々とのディベートという経験は、後にも先にもないと思いますので、皆さん、熱い討論を期待していますので、宜しくお願いします。」

テーマ発表&レクチャータイム

ディベートのグループ分けとテーマ分けが当日、発表されました。各学生は、指定されたチーム(A、B、C、D、E、F)に集まり、さらに産業界の方々も加わりました。各チームとも、大学はバラバラで、殆どの人が初対面。またテーマについても、自身の考えに関わらず、賛成・反対に振り分けられます。こうした状態でディベートを行うのが、面白いところでもあり、怖いところでもあるのです。

手本として、学生幹事によるデモンストレーションを行いました。

続いて、ディベートに関する諸注意を学生幹事の林直輝さんが行いました。林さんは昨年の参加者でしたが「会場に来てはじめて“ディベート”という名前を知りました(笑)」と、正直ディベートについてよく理解できなかったそうです。そのため、今年の参加者には同じ思いをさせたくないという思いで、昨年の経験を交えてレクチャーしていました。例えば、立論ひとつとっても「いい立論とは」「悪い立論とは」と具体的な例を交えて説明していたので、参加者にとって大変分かりやすかったと思われます。また実際のディベートのデモンストレーションを学生幹事の清木場さんと岩見俊幸さんが行いました。

ディベート準備

ディベートの説明が終わり、産業界の方々も参加して、いよいよ学生たちはディベートの準備にとりかかりました。準備は10時50分~14時までお昼をはさんで、約3時間ノンストップ。加えて、殆どのチームが昼食をすぐに済ませて、必死になって資料作成に取り組んでいました(インターネットによる情報収集とパワーポイント作成用に、各チーム2台のパソコンが用意されています)。“資料をつくって発表の準備をする”、その上で“テーマに対して賛否双方の立場から熱心にディスカッションした”ことは、学生のみなさんにとって大きな財産になったのではないでしょうか。