第11回GPAN 学生ディベート大会レポート

学生交流会(GPAN)は、学生間や産学のネットワーク形成を目的に、幹事学生が主体となって企画・運営するイベントです。11回目となる今回は、新型コロナ感染症対策を徹底した上で、3年ぶりに対面で開催し、学生や先生、産業界の方々などを含め、合計48名が参加しました。ディベート大会では、「日本における洋上風力発電導入」、「安全基準を満たした原子力発電所再稼働」、「日本を含むアジア地域の国際送電網構築」のそれぞれの是非について、楽しみながらも白熱した討論が行われました。終了後は、産学意見交換会や電気に関する設備見学会を通じて、産学の交流が図られ、とても有意義なイベントとなりました。

1日目は、京都市のホテルを会場として、学生同士によるディベート大会と表彰式、参加者全員による産学意見交換会が行われました。

会場の様子

北海道大学 原先生による開会挨拶

学生幹事5名による進行

チーム内議論(ディベート準備)

学生ディベート大会では、電力やエネルギーに関連するホットなテーマについて、ディベートを実施しました。1チーム3~5名の合計6チーム(25名)により、チーム対抗のディベート対決が繰り広げられました。また、ディベートの準備段階では、各チームには産業界の方々に1名ずつ加わっていただき、産業界ならではの視点でアドバイスをしていただきました。

ディベート(肯定側)

ディベート(否定側)

ディベート大会後は、産学意見交換会がスタート。コロナ対策のため制限もありましたが、産業界の方々から各社の研究開発の取組みなどについてご発表いただき、活発な質疑応答により親睦を深めました。また、ディベート大会の表彰式も行われ、賞状と副賞が各受賞チームに授与されました。

産学意見交換会

表彰式(写真は優秀賞受賞チーム)

2日目は、関西電力株式会社の原子力発電所を見学する予定でしたが、大型の台風の接近により発電所構内の見学は断念し、大飯原子力発電所の近くにあるエルガイアおおいを見学しました。
エルガイアおおいでは、原子力発電の仕組みや安全対策、訓練の様子など、映像を交えてご説明いただきました。また、幅22メートル、高さ6メートルの超大型シアターを活用したバーチャル見学ツアーでは、VRゴーグルを着用して、実物大の原子炉が目の前に現れる迫力ある映像に圧倒されながらも熱心に視聴していました。

関西電力株式会社 エルガイアおおい

関西電力株式会社 エルガイアおおい

イベント概要

日 時2022年9月5日(月)10:00 ~ 6日(火)15:30
場 所1日目:京都府京都市
2日目:関西電力株式会社 エルガイアおおい(大飯原子力発電所PR施設)
参加者48名
企画1
学生ディベート大会
電力・エネルギーなどに関するテーマついてのディベート大会を開催しました。各テーマは学生幹事が検討したもので、事前に参加者に誰がどのテーマを担当するかが通知され、当日のじゃんけんにより肯定派および否定派を決定しました。
各チームは3~5名で構成され、最初に産業界の方を交えてディベートの準備を行い、次にチームごとに賛成派、反対派に分かれてディベートを行いました。
優秀賞などの受賞チームには賞状と副賞が贈呈されました。
企画2
産学意見交換会
参加学生同士の交流はもとより、ディベート大会の講評や進路等について産業界の方々と意見交換して頂くために、夕食を兼ねた意見交換会を開催しました。産業界の方々から、各社の研究開発の取組みなどについてご説明いただいたほか、ディベート大会の表彰式も行いました。
企画3
設備見学会
会場ホテルからバスで移動し、関西電力株式会社 エルガイアおおいを見学しました。

電気工学イベント