第4回GPAN interview 普通の学生生活では体験できない、たくさんの出会いと刺激がありました。

学生交流会GPANのディベート大会は、企画段階から当日の進行まで、5人の学生幹事が主体となり開催されました。北海道から広島まで、地域も学年もバラバラな5人。日ごろの研究と並行して、2015年3月頃より準備をはじめて、名古屋市における全体会議、頻繁なWEB会議、関係者の皆様とのメールのやり取り、学会での顔合わせなどを経て、GPANの開催に辿り着きました。5人の学生幹事に、半年にわたる準備・当日の進行等で苦労したことや得られた経験などを伺いました。

リーダーとして得られたものは、「実行力」「想像力」です。

早稲田大学 M1 高野 彰久(たかの あきひさ)さん 統括リーダー

実際に何かを行う「実行力」と、それをより良いものにするための「想像力」、この2つが学生幹事になって得られました。「実行力」は今まで担当したことのない大規模なイベントを、企画から実行まで、主体的に行うことによって身についたと思います。

一方の「想像力」ですが、開始当初は恥ずかしながらミスの連続でした。それは、曖昧なアウトプットイメージで行動していたからだと思います。しかし時間が経つにつれ、具体的なアウトプットイメージが描けるようになり、そのために何をすべきか、具体的に想像できるようになってきました。その結果、効率の良い仕事となり、ミスも減りました。

学生幹事になると日常にはない刺激が多くあり、自分自身の経験・成長という貴重な財産を得ることができます。また、自分だけでなく参加学生にも貴重な経験をしてもらえます。当然、責任は伴いますがやりがいのある素敵な仕事なので、来年幹事となる皆さんも頑張って下さい!

ディベートのルールや意義、そして楽しさを感じてもらうために。

広島大学 M1 朝田 光雅(あさだ みつまさ)さん ディベート担当

学生幹事になったきっかけは、昨年の幹事の清木場さん新谷さんから誘いがあったからです。学生主体で大会を作ることや、他大学の学生と交流を持てることに魅力を感じて引き受けました。

私は、ディベートの要領作成やレクチャー資料の準備など、主にディベート全般に関する仕事を担当しました。実は私自身、ディベートに触れるのは初めてでしたが、同じように初めての方々が、レクチャーを通して少しでもイメージを持ち、楽しさを感じてもらうことを目標に、説明資料作りに励みました。また学生幹事の間でも、WEB会議を通して何度もディベートの要領について議論し、どのようなテーマがよいか実際のディベートも行いました。

今回の運営を通して、わずか二日間の大会を開催するためにこれだけの準備が必要なのかと痛感しました。同時に、無事に大会を終えた後の達成感は大変なものでした。GPANで築いた人間関係を、これからも大切にしていきたいです。

学生幹事に立候補して、普段関わることのできない多くの方に出会えました。

早稲田大学 M1 松本 眞子(まつもと まさこ)さん 機材担当

昨年度のGPANに参加して、全てが初めての体験で非常に楽しかったことから、「来年は幹事をやりたい」と思い、今年度のGPANの幹事募集の連絡があった際に応募しました。私が初めての立候補の学生幹事ということで、光栄に思います。

担当は、会場のレイアウトと使用備品の選別です。レイアウトはPCを多く使用するので、配線を考えるのが大変でした。また備品は効率を重視して、必要備品一覧の資料を作成しました。

幹事を経験して、責任感と判断力が得られたと思います。一つのイベントを作るのに大変な時間と労力が必要で、その全てが私達に任せられているという責任感を強く持ちました。また当日になって不測の事態が起きましたが、その際に何が最適な対応なのか判断ができたような気がします。

学生幹事は、普段関わることができない方々と多く関わり、社会人を少し体験できた気分になりました。ぜひ今回の参加者から立候補者が出ることを期待しています!

「今後のより良い人生計画に役立った」学生幹事を経験して、そんな風に思いました。

広島大学 M1 赤星 貴晃(あかほし きこう)さん マニュアル担当

私は、マニュアル担当として、学生と産業界用の参加要領の制作を行いました。スピードと正確さが必要な作業で、締め切りまでに間違いのない資料をつくる必要があるため、非常に大変でした。またこの他にも、WEB会議などの時間調整など気を配ることがたくさんありましたが、それも終わってしまうと、少しさみしい気がしました。

このGPANを通して、学会や交流会など、普段当たり前のように参加しているイベントには、その裏にたくさんの人が関わっているという事を実感しました。企画側の一員としてGPANに携わったことで、今後、こうしたイベントに参加する時に、今までとは違った視点で臨むことができると思います。また、幹事をすることで得られた人とのつながりは、これから先、必ず自分のためになるような気がします。GPANというイベントだけでなく、今後のより良い人生計画に役立った経験でした。

学生たちが活発に議論を交わし、楽しそうな顔を見ると達成感がわきました。

北海道大学 B4 藤山 はるか(ふじやま はるか)さん アンケート担当

もともとGPANについては何も知らなかったのですが、教員幹事を務めている原先生と、昨年、学生幹事を務めていた先輩の岩見さんのすすめで、幹事をやってみようと思いました。

準備では主にアンケート作成を、当日は受付を担当していました。ただ学部4年生ということもあって、大学院入学試験の勉強とGPANの準備期間が重なっていたため、時間の使い方には苦労しました。しかし、学部生のうちで大学外の人と活動する機会はあまりないので、交流を深めるいい機会になったと思います。準備はとても大変でしたが、当日に参加学生たちが活発に議論を交わし、楽しそうにしているのを見られると達成感がわきました。

このようなイベントの幹事はなかなか経験できません。一度経験しておくと今後の役に立つと思いますので、来年はいろいろな学生の方々にぜひ手を挙げてもらえたらと思います。


電気工学イベント