GPANで手に入れた、社会人になって役立つ大きな経験。

函館高専の下町先生は、第1回、第2回のGPANにおいて学生幹事として運営に関わりました。現在、電気工学の若手研究者として活躍されている下町先生にとって、GPANの運営は、社会に出てから非常に役立つ経験になったとおっしゃっています。下町先生に、学生幹事としての運営活動から得られたことなどを伺いました。

函館工業高等専門学校 下町 健太朗 助教

※本インタビューは、2018年2月に行いました。

メールでの意思決定力と、他大学の先生とのつながり

Q. GPANの幹事経験を通して、社会に出てから役立ったことは何ですか?

北は北海道から、西は広島まで。運営に関わる人たちは全国各地に散らばっていたため、メールやスカイプなど、インターネットを介しての情報伝達や意思決定についての経験を得られたことは、今の仕事でもすごく役に立っています。これによって、社会人になってメールでのやりとりで物事を決めなければならなくなった際に、直接会わなくてもうまくいくことができました。間違いなく、GPANで得られたスキルだと思います。
幹事の時にお世話になった大学の先生とのつながりは今もあり、学会などでお会いした際は、当時を振り返って話込んだりもします。もちろん、研究関連でも役立つことはあり、何気ない疑問を他大学の先生へ伺うことができるような関係がつくれました。他大学の先生や学生とのつながりは、GPANに関わらなければつくれなかったと思うので、大きな財産です。

下町先生は、函館高専でスマートグリッド設備の最適化に関する研究などを行っています。

マンツーマンの熱血指導で、下町先生は研究室を引っ張っています。

これまでのフォーマットを崩すぐらいの、新たな変化を!

Q. 今後のGPANに期待することを教えてください。

すでに第6回を終えた会ですから、フォーマットが固まりつつあると思います。しかし、時代や環境、参加する学生のニーズに合わせて、従来の枠にとらわれることなく少しずつでも内容が変わっていくことを期待します。
私は第1回目の幹事だったこともありましたが、自由にいろいろな意見を言わせてもらって、運営をしていました。学生ですから自由闊達に好き放題やってもいいのでないでしょうか。伝統を守りつつ何か新しいことをやっていきましょう。

第1回目はディベート担当として、学生幹事を務めた下町先生。前例がない状態でディベートのテーマやルール設定に大変苦労したそうです。

第2回目はリーダーとして、学生幹事5名を引っ張りました。リーダーとして、時間の使い方とこまめな連絡の重要性を痛感したそうです。

やりたいことを何でも言って、自由に企画してください!

メッセージ

幹事も参加者も学生が主体の会です。幸い、事務局も先生方も頭の柔らかい方ばかりですから,多少無茶な要求でも頭ごなしに否定はしないと思います。まずは、これまでのフォーマットを気にせず、やりたいことを何でも言って自由に企画をしてみてください!


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