ここでしか得られない成長を実感

すべての経験が自分のプラスになりました

早稲田大学 M1 齋藤 龍平(さいとう りゅうへい)(リーダー)

昨年のGPANで他大学の学生や産業界の方など幅広い方と交流でき、次は自分が運営に携わろうと考え、参加することを決めました。
主に担当したのは、本番に向けた準備作業の管理や、事務局及び学生参加者との連絡業務などでした。

大変だったのは、学生幹事がそれぞれ研究、就職活動など異なる状況にある中、適切にコミュニケーションを取ることでした。学生幹事との情報共有や作業管理など、リーダーとしてもっとうまくできたのではという反省はあるものの、その結果を次にどう反映し、活かしていくかを考えられたのは、とてもいい経験になりました。様々な方と連絡を取る中、改めて幹事としての責任の重さも痛感しました。

振り返ってみると、時間管理やイベントの進行など、当日もやることがたくさんあり、あっという間に過ぎた印象です。その中でも、積極的に楽しんで交流している皆さんの姿を見ることができて感動しました。ディベート本番の司会進行や優秀賞の表彰など大事な役を任されたことにはとても緊張しましたが、ご参加の皆さんに楽しんでいただくだけでなく、自分自身も心から楽しめたのはよかったと思います。

次回の学生幹事を務められる方にとって、開催場所をどこにするか、過去のGPANとどのように違いを出していくかなど、企画・運営に携わることはとてもいい経験になると思います。他大学の学生や企業の方など、様々な人たちと触れあうことで視野も広がるでしょう。
もちろん大変なこと、うまくいかないこともあります。それらも含めて、すべてが自分にとってプラスになりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

公平で深みのあるディベートの実現に力を注ぎました

北海道大学 M1 木村 尚寛(きむら なおひろ)

私が特に力を入れたのは、ディベートに関する仕事です。具体的にはテーマ決定のために積極的に意見を出し、去年の反省やアンケートを踏まえてディベートルールの改定、ルール説明内容の変更などを行いました。特にディベート内容やルール説明のスライドをよりわかりやすくするため、去年使用したものを大幅に改定。公平性を保つことを重視し、ルールとその説明に力を入れました。

ディベートテーマについては、議題のわかりやすさ、公平で深みのある議論ができるかなどについて重点的に検討しました。様々なアイデアを持ち寄るところからスタートし、徐々に候補を絞っていき、最終的に細かい条件などを調整しながらブラッシュアップ。肯定・否定いずれのサイドも、同程度の納得感を得られるようにするのが難しかったです。

前回のGPANには一般学生として参加し、ディベートや交流などを通じてさまざまな体験をしました。次は自分が運営する側に回ることで、より貴重な経験が得られると考え、学生幹事を務めることにしました。
今は「何とか最後までやり切れた」という安心感と達成感でいっぱいです。準備がとても大変だったものの、当日は大きなトラブルもなく、思い返せばあっという間に終わった気がします。個人的に一番うれしかったことは、参加学生のディベートルールへの理解度が上がっていたことです。NG行為の有無がピアレビューの点数にもしっかり反映されていました。自分たちの努力が目に見えて報われたと感じ、頑張ってよかったと思いました。
こうした経験は就職活動での自己PRネタにも使えると思うので、その点でもお勧めです。

合意形成を図り、助け合って進めることの大切さ

早稲田大学 M1 設楽 竜士(したら りゅうじ)

前回のGPANに一般学生として参加した際、電力業界の課題を議論したり、施設見学をしたりといった経験が自分の力になったと感じたので、次は自分がその機会を人に提供したいと思いました。また、電気系の学生間の交流を取り持つという、普通はできない経験も成長につながると考えました。

ディベートについては、昨年自分が参加して腑に落ちなかったところをルール改定に反映させました。また、テーマについては真面目過ぎると参加者・産業界の方も楽しめないのではと考え、慎重に決定しました。
設備見学では、日本でも限られた場所でしか行われていない地熱発電やメガソーラー発電所の訪問を企画しました。電気系の学生として強い興味があったので、非常によい経験になりました。
当日は全体の司会進行も担当し、忙しかったですが、心から楽しむことのできた2日間でした。

GPANに向けて準備のスケジュールが押していたので、そのリカバリーには特に力を入れました。また、作業内容を俯瞰して管理できていなかったことに危機感を抱き、幹事内で再度GPAN開催までの具体的な作業内容を確認することで解決できたのは、よかったです。学生幹事の仲間たちと役割を決め、作業を進めていく中で、助け合う力の大切さを感じたとともに、自分が他の方の力になれたという手応えも得られました。
自分一人が頑張るだけでなく、他の人と合意形成を図りながら作業を分担していくという経験は、社会に出てからも大いに役立つのではないでしょうか。

頑張った分、大きな達成感が得られます

広島大学 M1 福岡 太郎(ふくおか たろう)

2022年度のGPANに参加したことは、私にとってとてもよい経験となりました。その恩返しに、次は自分がGPANの開催に貢献したいと考え、学生幹事になりました。

主に担当したのは、ディベートの詳細なルール設定・準備と、当日のディベートの進行です。
本番では参加者に向けて細かなルール説明をする時間が取れないと判断し、説明動画を作成して、事前に学生に送付。これは今回初めての試みとなりました。テーマに関しては昨年のアンケートの内容を参考に、全員でいくつか候補を出して、その中から議論しやすく肯定・否定の偏りが少ないものを選びました。
作業そのものを自分1人で行うことに問題はなかったものの、全員で決めたり、教員や事務局の方々と調整したりすることは大変でした。当たり前のことですが、周囲と連絡を密にすること、滞りなく進めるには事前準備が重要であることを、改めて学びました。

忙しい中、時間をかけて準備しただけに、当日、参加学生の皆さんが熱心に議論をしてくれて嬉しかったです。苦労しながら取り組んだかいがありました。
学生幹事の仕事には大変なこともたくさんありますが、それに見合うだけの達成感が得られます。これから取り組む皆さんも、ぜひ頑張ってください。

大学の代表としての使命と責任感のもとで

徳島大学 M2 于 京芳(う きょうか)

もともと社交的な性格ではなかったのですが、研究室の担当教員の先生から背中を押していただき、思い切って参加することにしました。
仕事としてはご参加の皆さんに送るアンケートの作成、副賞の準備、会場のレイアウト作成などを担当。ディベートのテーマの検討では、言葉一つで議論が分かれるものだということを痛感しました。

普段の研究に加え、学会準備が重なっている期間が長く、GPANの会議や準備との両立は大変でした。これまで交流会などのイベントには何度か参加したことがあるものの、いざ自分が企画する側となって、事前準備の大変さや考えることの多さに驚きました。
私自身は就職活動が終わっていましたが、他の学生幹事の仲間は就職活動との兼ね合いもあり、みんなでそろう時間も思うように取れませんでした。そのため5人で決めるべきことを3人で決めたこともありました。それでも全員が各大学の代表として参加しているので、中途半端な仕事はできないと、1人ひとりが責任感をもって仕事をしていたと思います。

大きなトラブルもなく、天候にも恵まれ、成功させることができました。長い時間をかけて準備してきたプロジェクトなので、無事終了し、安堵しています。
このようなイベントの企画・運営はなかなか経験できることではなく、貴重な機会なのは間違いありません。大変なことも多いですが、得られるものは非常に大きいので、ぜひ多くの皆さんに学生幹事に立候補いただき、来年はさらに素敵なGPANにしていただけたらと思います。


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