第2回GPAN 学生ディベート大会レポート

GPANの目玉企画が、「学生ディベート大会」です。電力・エネルギーに関連する最近のトピックスをテーマに、参加した16名の学生が賛成意見側と反対意見側に分かれて、白熱した論議が繰り広げられました。今年は、4名の産業界の方々もディベートに参加して、より一層の盛り上がりとなりました。

学生ディベート大会概要

今年のディベート大会では、電力・エネルギーに関連する最近のトピックスをテーマに、1チーム4名、合計4チーム(16名)が2チームづつ、各50分間のディベート対決を繰り広げました。

  • ディベート1回戦テーマ:電力固定価格買取制度の是非
  • ディベート2回戦テーマ:電力小売り自由化の是非

ディベートは、1回立論、3回反駁(はんばく※学生参加者2回、産業界参加者1回)、最終弁論および尋問で行われました。チームは学生4名+産業界1名であるため、尋問を除くそれぞれの回を各人が担当しました。

また、審査は、学生参加者全員でピアレビュー(審査)を行い、最高得点の1チームが「優秀賞」に選出、また産業界参加者の審査により1チームが「特別賞」に選出されました。

※学生参加者の所属大学(50音順)

大阪大学、大阪府立大学、岡山大学、九州大学、名古屋工業大学、名古屋大学、広島大学、福井大学、名城大学、早稲田大学

*ディベートおよび審査について詳しくは昨年の模様をご覧ください。

開会のご挨拶

前日までの台風18号の猛威が嘘のような晴天にめぐまれ、予定通り、10時にスタートしたGPAN、そしてディベート大会。司会進行は、北海道大学の学生幹事リーダーでもある、下町健太朗さんが務められました。
まず、教員幹事である北海道大学の原亮一准教授による開会のご挨拶からスタートしました。

昨年に引き続き、開会の挨拶を務められた、北海道大学の原准教授。

「GPANは、昨年より、学生と産業界で電気工学を盛り上げる活動の一環としてスタートしました。大きく分けて目的は三つあります。一つは、学生のみなさんに他大学と横のつながりをつくっていただくこと。二つめは、ディベート並びに設備見学を通して、電気工学に対する興味と知識を深めてもらうこと。三つめは、普段は接点がない産業界の皆様と縦のつながりをつくっていただくことです。また、我々教員とも積極的に交流してほしいと思います。学生が主役のイベントです。ぜひ皆さんで盛り上げてください。」

ディベートのレクチャータイム

続いて、ディベートに先立ち、ディベート方法の説明がありました。その際、学生幹事の皆さんで実演を行ったのです。これは昨年にない、新しい試みです。狙いについて、学生幹事リーダーの下町さんに伺いました。
「昨年も学生幹事をやらしていただきましたが、ディベートがただの“議論”で終わったのではないかという反省があったためです。そこで、我々が実演をやることで、ディベートのルールをみんな理解しやすくなるのではないかと考えました。」

ディベートの実演を行う学生幹事の皆さん。

また同じく学生幹事である徳島大学の大淵悠二さんも、
「昨年、私は参加者としてディベートにのぞみました。ただディベート自体はじめてだったので、正直に言えば、ディベートのルールをしっかり理解して議論ができたかというと疑問符がつきます。今年は幹事になったので、ぜひそこは払拭しようと思いました」と語ってもらいました。

実際に開始前にアンケートをとったところ、ディベート経験がある人はゼロ。今回の新しい試みは、初体験の学生たちにとって非常に役立ったと言えるでしょう。

ディベート準備

そして、ディベートのチーム分けが発表されました。各学生は、指定されたチーム(A、B、C、D)に集まり、ディベートの準備を開始しました。各チームとも、大学はバラバラで、ほとんどの人が初対面です。さらに各テーマについて、自身の考えに関わらず、賛成・反対に振り分けられたのです。

しかし、学生たちは、戸惑う様子も見せず、さっそくパソコンを開いて、熱い議論が始まりました。さらに今年は、産業界の方々も参加。一緒になって、ディベートのための資料づくりを行いました。産業界の方々と同じ目標に向かって“資料をつくる”“発表の準備をする”、学生のみなさんにとって大きな経験になったことと思われます。そして、いよいよディベートスタートです。