ロボコン2010 大会概要

ロボコンとは?

「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(以下:ロボコン)」とは、"自らの頭で考え、自らの手でロボットを作る"ことを通して発想することの大切さ、ものづくりの素晴らしさを共有してもらう全国規模の教育イベントです。今年で23年目を迎え、全国の高等専門学校57校62キャンパスの高専生が参加しました。

各キャンパス2チーム計124チームが、全国8地区(北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州沖縄)で実施される地区大会に出場し、そこで選抜された25チームが全国大会への切符を手に入れました。 パワーアカデミー/電気事業連合会はロボコン大会に協賛し、電気工学分野の一層の発展に向けて、全ての地区大会及び全国大会でPRブースを出展しました。

未来の人力車、両国国技館を走る”激走!ロボ力車”

今年のロボコンは「激走!ロボ力車(りきしゃ)」。競技時間3分で、赤、青2つのコースに分かれて、2足歩行ロボットが乗り物に乗った人をゴールまで運ぶ速さを競う競技です。

まず2足歩行のロボットが「2足ゾーン」でスピードを競います。続いて、「連結ゾーン」でロボットが高専生の乗った乗り物と連結。高専生を運びながら進みます。最後に自作の鍵を操作してゴールに入る権利を獲得し、いち早くゴールに駆け込んだチームの勝利です。

ロボットに求められるのは、スピード、パワー、オペレーション能力。人を運ぶロボットの登場は、実に第1回大会の「乾電池スピードカーレース」以来、22年ぶりです。その大会では、乾電池2個を使って人を運ぶ競技でした。それが高度な2足歩行ロボットとなって復活しました。

また、全国大会当日は、今年もホンダのASIMO(アシモ)が登場。ナビゲーターとしてルール説明を行い、人間のような2足歩行で会場を沸かせてくれました!

競技の流れ

  1. 2足ゾーン:スタートしたロボットは2足歩行で7.5メートル先の連結ゾーンを目指します。
  2. 連結ゾーン:ロボットが「乗り物」と連結。チームメンバーが手を貸して連結してもかまいません。
  3. 激走ゾーン:高専生を運びながら方向をかえ、ゴールを目指します。乗り物には動力や舵をつけることはできません。
  4. 鍵穴:ゴールするためには、2.5メートルの高さに吊り下げられた小さくて不安定な「鍵穴」に自作の鍵を挿し込まなければなりません。
  5. 3分以内でロボット、乗り物ので全てが先にゴールしたチームが勝利

全国大会概要

日時 平成22年11月21日(日)
会場 国技館(東京都墨田区横網)
主催 高等専門学校連合会、NHK、NHKエンタープライズ
後援 文部科学省、日本機械学会、日本ロボット学会、電気学会
特別協賛 本田技研工業株式会社
協賛 電気事業連合会
マブチモーター株式会社
株式会社 安川電機
東京エレクトロン FE株式会社
協力 ロンシール工業株式会社
公式サイト http://www.official-robocon.com/jp/kosen/kosen2010/index.html