電気の施設訪問レポート vol.1

関西電力「エル・シティ館」を訪問しました

関西電力「エル・シティ館」を訪問しました

こちらの施設は『休館中』です。

2009年8月、パワーアカデミー事務局は、大阪府にある「エル・シティ館」を訪れました。エル・シティ館は、関西電力南港発電所のエル・シティ・ナンコウ内にあるPR施設。子供から大人まで、科学について遊び感覚で、体験できる施設です。特に体験ゾーンでは、力・磁石・光・熱などの不思議な現象やしくみを、色々な展示物を使って楽しみながら学べます。本レポートでは、「体験ゾーン」の主な見所を紹介します。

グラビティアクション ~重力を楽しく学べる~

地球にあるモノは、全て地球に引っ張られています。その力を「重力」と言います。太陽系の地球以外の惑星や、宇宙の星も重力を持っています。グラビティアクションは、重力を楽しく学べるピンボール形式のゲーム。ゴールの途中にある漏斗状の穴が惑星の重力となり、その影響を利用して、玉の方向を変えながらゴールを目指します。惑星の重力に巻き込まれずに、玉を転がしていくのがゲーム攻略のポイントです!

ウォータープラネット ~水を楽しく学べる~

ウォータープラネットは、私たちの暮らしに欠かせない「水」が理解できる展示物です。壁のアイコンをさわると、水に関する色々な豆知識が出てきます。例えば、人間の体の大部分が水でできていること。あるいは、地球は表面の2/3が水。しかし、その水の97%が海水であり、飲料水にも生活水に適しないこと、等々。これら大切な水の知識が、楽しみながら学べます!

ミキシングエレメント ~原子を楽しく学べる~

世の中のものは全て「原子」という、普通の顕微鏡ではとても見ることのできない、非常に小さな粒でつくられています。モノには原子が結びついたものもあれば、いくつかの原子が結びついた「分子」でできているものもあります。ミキシングエレメントは、落ちてくる原子をつかまえて、制限時間内に組み合わせをそろえるゲーム。例えば、水(H2O)ならば、酸素(O)原子を1つと、水素(H)原子を2つ並べて、分子をつくると出来上がりというわけです。

エナジースライダー ~エネルギーを楽しく学べる~

エナジースライダーは、手回しポンプで水を組み上げて、流れ落ちる水の力で、水車を回したり、オルガンを鳴らすゲームです。このときにポンプで組み上げた水は、「位置エネルギー」を持っていると言います。この水が上から下に落ちていく間に、位置エネルギーが運動エネルギーに変わっていき、水車を回したり、音を出すことができます。水力発電も同じように、高いところにある水の位置エネルギーを利用しています。

サーモウォール ~温度を楽しく学べる~

エナジースライダーは、手回しポンプで水を組み上げて、流れ落ちる水の力で、水車を回したり、オルガンを鳴らすゲームです。このときにポンプで組み上げた水は、「位置エネルギー」を持っていると言います。この水が上から下に落ちていく間に、位置エネルギーが運動エネルギーに変わっていき、水車を回したり、音を出すことができます。水力発電も同じように、高いところにある水の位置エネルギーを利用しています。

ミスティックリップル ~波を楽しく学べる~

さわると水がないのに波紋がひろがっていく、不思議なミスティックリップル。なんと、鯉も泳いでいます。その他にも色々ありますが、それは現地のお楽しみで。ミスティックリップルは、「波」が障害物にぶつかって戻ってくる反射や、波と波がぶつかり合って起こる干渉などを確かめられるコーナーです。音や光、電波などが持つ波の性質を、楽しい驚きと共に理解できます。

編集後記

今回は、ごく一部を紹介させて頂きましたが、これら以外にも、楽しい展示物が満載です!また、エル・シティ・ナンコウには、環境・エネルギーを学べる「エネルギーハウス」が隣接。小・中・高校生の団体向けに、エネルギー実験教室を実施しています。その他にも、スポーツハウスや野球場などもあります。ぜひ大阪にお出かけの際にはお立ち寄り下さい。

(パワーアカデミー事務局)

エル・シティ・ナンコウ

エル・シティ・ナンコウ
科学をテーマにした体験型施設。子どもたち自身の気づきや発見を促す工夫がいっぱいのエル・シティ館は、校外学習での活用はもちろん、家族で出かけても十分楽しめるスポットです。

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