東京理科大学『工学系女子応援プロジェクト”.cpeg”

現在、各大学で工学系への女性の進学を高めようと、オープンキャンパスで様々な応援イベントが催されています。パワーアカデミーは、2012年8月に開催された東京大学、東京理科大学、2つの工学系の女子を応援するイベントを取材しました。参加された電気工学科の女子学生や博士課程の、通称“社会人ドクター”の女性などを中心に紹介いたします。

「.cpeg」(ドット・シーペグ)とは、東京理科大学工学部による、”工学系女子(=eガールズ)応援プロジェクト”。プロジェクトの目的は、女子学生から見た工学部の魅力を、大学内外に発信していくことです。
「.cpeg」は2010年より毎年、プロジェクトの一環として、東京理科大学オープンキャンパスにて工学部を目指す理系女子学生(中・高校生)を対象にした特別プログラムを実施しています。現役の工学部女子学生が企画・運営するプログラムで、様々なイベントを開催しました。
パワーアカデミー事務局は、8月8日(水)に神楽坂校舎オープンキャンパスで開催された、工学部を目指す理系女子学生向けのイベントブースを取材しました。

学科展示

建築模型から実験装置まで、各学科の研究道具などを展示。また、学科概要や進路についても女子学生が丁寧に案内していました。
電気工学科の展示ブースでは、教科書やオシロスコープなどの実験器具、パソコンでの模擬プログラミング、レゴでつくった電車などが展示されていました。会場を訪れた女子学生は、電気工学科の.cpegメンバーへ多くの質問を投げかけていました。少しですが、やりとりをご紹介します。

Q.どんな勉強ができればいいのですか?
A.数学や物理ができれば大丈夫ですよ。
Q.パソコンスキルは必要ですか?
A.エクセルやワードが触れれば充分です!
Q.中学から女子校で、男子ばかりの理系が不安です。。。
A.電気工学科の女子も女子校出身者が多いけれど、楽しくやっていますよ。他の学科の女子との交流も盛んですよ。

質問の傾向は、やはり男性が多い工学系なので「女子はいますか?」「女子は少ないと聞きますが大丈夫ですか?」といった女性ならではの不安の声が多いそうです。また、学科を決めていない人も多く、「電気工学って何ですか?」「機械と電気の違いは?」といった基礎的な質問も数多く聞かれるそうです。その他、「部活やサークルはどんなものがあるの?」「選択科目は何をとっていますか?」「進学状況は?」といった学生生活全般のこともよく質問されると.cpegメンバーは教えてくれました。

カフェスペース

カフェで女の子とお茶をするような雰囲気で女子学生と気軽に話ができるコーナーです。現役の工学部女子学生だけでなくOGも参加して、卒業後の働き方についても聞くことができます。.cpegメンバーの学生生活を紹介するポスター、オリジナルの冊子やノベルティーも用意されており、ひっきりなしに多くの女子中高生が立ち寄っていました!

パネルディスカッション

「女子学生の私生活を覗いてみよう!」と題したパネルディスカッションも行われました。参加したのは、電気工学、機械工学、経営工学、建築学科、工業化学科の皆さん。それぞれが所属学科のアピールを行いました。
電気工学科の.cpegメンバーは、東京理科大学の電気工学科の良さを「エネルギー、制御、情報通信、材料(半導体)など幅広い分野が学べることです。すべて学んで最後は専門分野へ行くので、広い視野と深い専門性が身につけられます」とアピールしました。
また「ケータイやパソコンなどの身近な電気製品の仕組みが分かるようになるのが楽しいと思います。電気自体に興味がなくても、そうした身近な機器の中身を知りたいと思って来ていただくのも大歓迎ですよ」。
そして「電気工学科は女性が少ないので、ぜひ後輩の女性に来て欲しいです。男女の垣根なく、とても楽しい学生生活を送っているので、よろしくお願いいたします」と参加の女子高生にメッセージを送られました。

編集後記

工学系女子を応援するイベントは、現在、多くの各大学のオープンキャンパスで開催されています。ぜひ電気工学に興味がある女子高生の皆さんは、一度進学を考えている大学のオープンキャンパスへ訪問されてはいかがでしょうか。皆さんが日頃、電気工学に対して抱いている、疑問や不安に思っていることが解決されるかもしれません。今後もパワーアカデミーでは、工学系女子応援プロジェクトに注目いたします!

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