石油危機

英語名
oil crisis

1973年の第四次中東戦争の際に、アラブ諸国によって採られた石油輸出停止、価格の4倍引き上げによってもたらされた世界的な経済混乱(深刻な失業、インフレーション)が極めて甚大であったことから、これを石油危機と呼んでいる。この石油危機後、エネルギー情勢は一時的小康を得たが、1978年末からのイラン政変を機に、石油価格はバーレル30ドルを超えて上昇し、世界は再度、深刻な不況に陥った。これを1973年の石油危機と区別する意味で、第二次石油危機と呼んでいる。とりわけ78%と高い率で石油に依存していたわが国の2度の石油危機の影響は、大きいものがあった。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

他の用語を探す

キーワード検索

50音から探す

英数字から探す