瞬時電圧低下対策装置

英語名
protective equipment for instantaneous voltage drop

無停電電源装置(UPS)も広義の意味では瞬時電圧低下対策装置であるが、一般的に「瞬時電圧低下対策装置」という場合は、①大容量・高電圧(~数MW級で高圧フィーダーの一括補償が可能)、②常時商用・高速切替方式(数msの電圧低下を許容する代わりに常時の電力損失を低減)、の機器を指すことが多い。高速切替スイッチには、機械方式(高調波印加による零点生成)と半導体方式がある。電源部は種々の機器が使われており、補償時間が長い場合は蓄電池(鉛、NAS、レドックスフロー等)が使われるが、瞬低補償のみの場合はコンデンサ、SMES、フライホイール、電気二重層キャパシタ等も使用されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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