湿分利用(AHATガスタービン)

英語名
Advanced Humid Air Turbine

ガスタービン発電において、燃焼用空気を高湿分空気とすることでガスタービン作動流体増加により出力を増大させ、さらに加湿水加温に排熱回収することで熱効率改善を図るシステムをHAT(Humid Air Turbine)という。AHATガスタービンは、吸気噴霧冷却採用によりシステム構成をシンプル化し、排ガスから加湿水の回収を行う等発展型(Advanced HAT)としたもので、蒸気タービンを用いることなく、コンバインドサイクルをしのぐ高効率システムが期待できることから、国家プロジェクトとして、実用化に向け開発が進められている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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