アーク灯
- 英語名
- arc light
アーク放電を利用した電灯。電極の材料に応じ、炭素アーク灯、水銀アーク灯、ネオンアーク灯、キセノンアーク灯等がある。単にアーク灯といえば炭素アーク灯を指すことが多い。1809年、イギリスのデーブィーが実験した炭素アーク灯が電灯の最初のものといわれる。日本における公開の席での初めて1876(明治9)年、イギリスのデーブィーが実験した炭素アーク灯が電灯の最初のものといわれる。日本における公開の席での初めてのアーク灯の点燈試験は、1875(明治8)年、エルトン教授によって、工部寮(後の工部大学校)でイタリア歌劇団の観覧会が開催された際に隣接の博物館の楼上から行われたが、失敗に終わった。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)