太陽電池を使った充電装置の仕組みを理解する実験教材
受賞年度 | 2018年度 |
---|---|
受賞種別 | 一般社団法人 日本電気協会賞 |
所属・氏名 | 琉球大学大学院 理工学研究科 千住研究室 又吉 秀仁(代表者) |
対象学年 | 中学校3年生程度 |
教材の種類 | 実験装置 |
教材の目的 | 近年、環境問題やエネルギー資源枯渇から再生可能エネルギー電源として太陽電池の普及が促進されている。また災害等によって電力インフラが停止した場合に、スマホやタブレット、モバイルバッテリーを充電するための防災グッズとして、小型の太陽光充電システムが商品化されている。これらがどのような原理で発電と充電を行うのか実際の器材を用いて解説することで、再生エネルギー電源や電力変換器などといった分野への理解を深めてもらう。 |
教材の概要 | 太陽電池を利用した充電システムは、太陽電池の出力電圧をDCDCコンバータによって充電に適した直流電圧へと調整することで電子機器の充電を可能にする。この原理を理解してもらうために、実際の太陽電池とDCDCコンバータおよび負荷を用いて実験を行い、負荷の増減によって太陽電池の動作点がどのように移動するかを説明する。またDCDCコンバータの製作に必要な電気素子の紹介とともに、製作工程を説明することで電力変換器の仕組みについての理解を深めてもらう。 |
オリジナリティ・アピールポイント | この実験教材では、太陽電池を使った充電器の仕組みを理解してもらうため、原理の説明、制御回路の作成、実験の3つの段階から構成されている。したがって様々な角度から再生可能エネルギー電源について考えることができる教材としたところがアピールポイントである。さらに電気二重層コンデンサ(EDLC)を導入し、出力電圧を安定させるため、日射量の変動に強く実用的であることも利点と考える。 |
この教材に関連するキーワード |
応募作品のダウンロードをご希望の方は、以下のパワーアカデミー活動の趣旨、電気工学教材企画コンテストの目的をお読みのうえ、画面下の□にチェックを入れてください。
- パワーアカデミー活動の趣旨
産学が共通のビジョンのもとに連携し、電気工学分野の研究、教育を全国的に支援するとともに、本分野の魅力や重要性に対する社会の認識を高めるPR活動を展開し、電気工学分野の一層の発展に寄与することを目的として活動しています。 - 電気工学教材企画コンテストの目的
応募者自身の「電気工学の魅力」や「電気工学を学ぶ楽しさ」の習得、応募作品の教育現場や家庭における教育ツールとしての活用を目指しています。
同意してダウンロード
受賞教材に対するご意見、ご感想等ございましたら、下記アドレスに送信ください。
パワーアカデミー教材企画コンテスト受付窓口
住所:東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館16F
e-mail : pacontest@ee-si.eng.hokudai.ac.jp
(注)北海道大学内のメールサーバを使用しています。
教材検索
年度を絞り込んで表示
2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度
キーワードで絞り込んで表示
電気の基礎(17) 電力系統(6) 電力機器(7) パワーエレクトロニクス(6) 超電導(0) 燃料電池(0) 風力発電(4) 太陽光発電(6) 電気自動車(1) 蓄電池(バッテリー)(2) 電気利用(機器)(3) IT(5) 医療機器応用(0)