英語名International Organization for Standardization

物質およびサービスの国際的交換を容易にし、知的、科学的、技術的および経済的活動の分野において国際間の協力を助長するため、世界的に規格類の審議・制定の促進を図ることを目的に、1947年に設立された非政府間国際機構。会員は、各国から1団体が認められており、わが国からは、日本工業規格(JIS)の調査、審議を行っている日本工業標準調査会(JISC)が1952年閣議了解に基づき入会している。背景としては、国際貿易の拡大に伴い、従来の関税や輸入制限といったものから、規格・基準や認証制度のような技術的要因に起因する通商摩擦が増大した状況を背景に、ガットスタンダードコード(貿易の技術的障害に関する協定)が1980年に発効し、わが国も1979年に本協定に調印したことがある。
自国の規格を制定または改正する際には、国際規格を一層尊重することとなり、ISO、IEC(国際電気標準会議)等の国際標準化事業への取り組みが重要となった。主な規格項目としては、ISO-9000シリーズ(品質保証に関する国際規格)、ISO-14000シリーズ(環境管理システムと環境監査に関する国際規格)等がある。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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