光ファイバケーブル

英語名optical fiber cable

低損失のガラスで内部に高屈折率領域を有する繊維状のものであり、高屈折領域に光エネルギーを閉じ込め、光の伝送を行うもので各種被覆をほどこし、架空や地中および海底等への布設ができるようにしたもの。光ファイバは、円柱状の高屈折率領域（コア）の外側を低屈折領域（クラッド）で覆った構造となっている。コア径によって波長と同程度以下の単一モード（Single-mode）型と、波長に比べ十分大きい多重モード（Multi mode）型に分けられる。多重モード型には、コアの屈折率の分布によって、半径の２乗に比例して減少するグレーデッドインデックス（GI：graded index）型と均一な分布をもつステップインデックス（SI：sutep index）型に分けられる。単一モード型には、1.31m帯に零分散波長がある汎用シングルモード（SM）型、1.31m帯よりも伝送損失が低い1.55m帯を零分散波長とする分散シフトシングルモード（DSF）型、零分散波長を1.55m帯から少しずらすことによりWDMの伝送特性を良くした非零分散シフトシングルモード（NZ-DSF）型等がある。

出典）「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻　((株)エネルギーフォーラム 発行)

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