英語名wave generation

波のエネルギーを、空気エネルギー、機械エネルギー、水の位置エネルギー、または水流エネルギーに変換して発電するもので、立地面からは沿岸固定式と沖合係留式がある。1960年代には100W前後の灯標用ブイあるいは無人島灯台用の小型発電装置が実用化され、灯標用ブイはこれまでに1,000基以上の実績がある。 国内における最近の実海域実験としては、海洋科学技術センターの波力発電船「海明」(定格出力125kW×8台、1978~1986年)、沿岸開発技術研究センターの波力発電ケーソン防波堤現地実証実験(定格出力60kW、1987~1994年)、東北電力の水弁集約式防波堤波力発電システム実証実験(定格出力130kW、1996~1998年)がある。海外では、ノルウェー、イギリス、アメリカ等で実用化研究が行われている。課題としては、出力平滑化技術の確立、建設コストの低減、エネルギー変換効率の向上があげられる。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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