英語名Intergovernmental Panel on Climate Change

各国が政府の資格で参加し地球の温暖化問題について議論を行う公式の場として、UNEP(国連環境計画)およびWMO(世界気象機関)の共催により1988年に設立された組織。人為起源による気候変化、影響、適応および緩和方策に関し、科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的としている。2007年に第4次評価報告書を発表し、20世紀半ば以降の全球平均気温の上昇のほとんどが人為起源の温室効果ガスの増加によること、現在の政策を継続した場合は世界の温室効果ガス排出量が今後20~30年増加し続け、その結果大規模な温暖化がもたらされること等を報告した。こうした活動に対し、同年にノーベル平和賞が与えられた。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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