写真:成蹊大学三浦先生による特別推進研究の成果報告

パワーアカデミーは、3月12日にパワーアカデミー研究助成の「2019年成果報告会」を北海道科学大学で開催しました(電気学会全国大会に合わせて開催)。パワーアカデミー研究助成は、電気工学分野の活性化のための活動の一環として行っており、その研究成果の報告の場である「成果報告会」は今回で9回目の開催となりました(パワーアカデミー研究助成についてはこちらを参照下さい)。

今回は、2016~2017年度に採択された18件の研究成果が報告されました。特別推進研究については、「人工ナノ粒子導入Y系超伝導線材を用いた縦磁界利用大容量DCケーブルの開発」の最終報告と「直流絶縁技術のブレークスルーに向けた計算科学を活用した絶縁材料設計手法の創成」の中間報告があり、萌芽研究については博士課程学生枠4件を含めて16件の最終報告がありました(詳細のプログラムはこちらを参照下さい)。

産学から95名の方にご参加いただき、様々な分野のご発表に対して、活発な質疑応答が行われました。発表者の皆様には、研究成果に加えて、それらの成果の活用イメージについても触れていただき、今後の電気工学分野での産学共同研究等の連携に向けた議論が行われました。また、学校や分野を越えた人的ネットワークづくりに資する情報収集・意見交換の場ともなりました。
成果報告会でご発表いただきました皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。
次回の「成果報告会」は、2020年3月(電気学会全国大会:東京電機大学)を予定しておりますので、よろしくお願い致します。

なお、パワーアカデミーでは、パワーアカデミーの趣旨であります産学連携の推進という観点から、特に優れた萌芽研究の成果を発表された方に「萌芽研究優秀賞」の表彰を行いました。2019年成果報告会での受賞者は以下の通りです。

東京工業大学河辺 賢一 助教
名古屋大学小島 寛樹 准教授 ※表彰式ご欠席
名古屋工業大学鈴木 一馬 様(博士後期課程)
福岡大学高村 紀充 助教
愛媛大学弓達 新治 助教

写真左から弓達助教、高村助教、鈴木様、河辺助教、富岡PA事務局長

萌芽研究優秀賞の表彰、写真左から弓達助教、高村助教、鈴木様、河辺助教、富岡PA事務局長