2015年8月24 日に申請を締め切りました2015年度パワーアカデミー研究助成の「特別推進研究」および「萌芽研究」の公募結果をご報告致します。おかげさまで、多くの先生方や学生の皆様にご応募いただきました。厚く御礼申し上げますとともに、今後ともパワーアカデミーの活動にご協力をお願い致します。

1.特別推進研究

応募案件に対して、研究の先駆性、独創性、革新性、実効性、発展性等の観点から厳正な選考のうえ、以下の1件を選定致しました。(応募:5件)

研究件名 超高圧真空遮断器の遅発性超高速度放電メカニズムの解明とその抑制に関する研究
代表者 琉球大学 工学部電気電子工学科 金子 英治 教授
共同研究者 埼玉大学 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 山納  康  准教授
埼玉大学 理工学研究科 数理電子情報部門 稲田 優貴 助教
横浜国立大学 大学院工学研究院 知的構造の創生部門 岩渕 大行 助教
期間 2016年2月~2018年3月(2年間)
概要 世界各国の超高圧直流送電システムを相互に連系させたスーパーグリッドを構築すべく、高い絶縁耐力を有し、環境負荷の小さい直流真空遮断器の開発が望まれている。本研究では真空遮断器の絶縁耐力を低下させる"突発的微小金属粒子"に着目し、その発生機構や性状、さらには金属微粒子による絶縁劣化過程をシミュレーションと実験によりシステマチックに解明する。これらの学理的基盤をもとに、高耐圧を有する直流真空遮断器の理論的な設計案を提示する。

2.萌芽研究

応募案件に対して、研究の先駆性、独創性、革新性、実効性、将来性、支援の必要性等の視点から厳正な選考のうえ、別紙-1(PDF)の23件(うち博士課程学生枠:6件)を選定致しました。(応募:55件(うち博士課程学生枠12件))