英語名optical ground wire

高圧送電線を直撃雷から保護するために設置されている避雷用アース線(架空地線)の内部に光ファイバケーブルを実装したものである。日本の電力会社においては、1979年より東京電力(株)で開発・研究が始まり、・既設架空地線と導体面積が同じで機械的強度や電気的性能が変わらない、・支持鉄塔の強度への影響が少ない、・内蔵する光ファイバの引き替えが可能なものが開発されている、・多雪地帯への適用を目的とした難着雪型OPGWが開発されている、・従来工法で布設工事が可能である、等の特徴をもっている。光ファイバ通信は、多重化により通信容量を大きくできるばかりでなく、ノイズの影響を受けにくく、損失も小さいため、高信頼度・大容量の通信が可能であるため、従来の電力線搬送に代わって各電力会社では送電線支持物に各種センサー設置し、現地情報を保守担当箇所へ直接電送する送電線保守情報伝送システムに利用されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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