英語名daily start stop

供給電力は、時々刻々と変化する需要に対応して変化させる必要がある。近年は昼間と夜間の電力需要の差がますます広がり、昼間と夜間では火力発電所の発電機を停止して供給力を調整している。負荷変動が激しい需要のピーク部分に対しては揚水式水力、小容量火力、調整池式水力、一部石油火力が分担する。負荷変動の少ないべース部分に対しては原子力、大容量石炭火力、自流式水力が用いられる。ピーク部分とべース部分の中間帯の需要を受け持つ電源として、一部石油火力、LNG(液化天然ガス)火力があり、毎日起動停止することが必要になる。このためには起動停止の容易さ、起動時間の短縮、機器寿命の維持、起動損失の低減、部分負荷効率の向上等が要求され、タービンバイパス系統の設置、変圧運転方式の採用、熱応力低減対策等の設備改善を実施している。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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