英語名steam turbine

ボイラや原子炉等で発生した蒸気のもつ熱エネルギーを、機械的エネルギーに変換させる原動機で、今日では多くの分野で利用されている。歴史的にはボイラから発生した蒸気を使うことから発展してきたが、現在ではボイラからのものに限らず、原子力発電のように原子炉から、また地熱発電のように地中より噴気する蒸気も有効に使用される。またガスタービンやディーゼル機関と異なり大容量化が容易で、火力発電用および原子力発電用蒸気タービンでは100万kW級の設備が運転開始している。
蒸気タービンの分類は多様で、・蒸気の作用による分類(衝動タービンと反動タービン)、・車室数による分類(単車室タービンと多車室タービン)、・軸の配列による分類(串形〔タンデムコンパウンド〕タービンと並置形〔クロスコンパウンド〕タービン)、・再熱蒸気による分類(再熱タービンと非再熱タービン)、・使用蒸気の処理方法等による分類(復水タービン、抽気復水タービン、背圧タービン、混圧タービン)等がある。また蒸気タービンは車室(高圧、中圧、低圧)、ロータ、動静翼、軸受、パッキン等から構成されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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