英語名instantaneous voltage drop

電力系統を構成する設備に、落雷等により2相または3相短絡(地絡)が発生した場合(直接接地系では1相地絡事故を含む)、事故設備を保護リレーで検出し、遮断器を開放することにより事故設備を切り離すが、それまでの極めて短時間(0.07~2sec程度)故障点を中心に、広範囲に電圧が著しく低下する現象をいう。1980年頃からコンピュータ等精密高感度のエレクトロニクス機器が急激に普及したが、これらの機器は瞬時電圧低下に鋭敏で、電圧が20~50%低下し、その継続時間が数ms~数十msであっても機器が停止することがある。この影響を防止する代表例として、コンピュータ停止対策の交流無停電電源装置(CVCF)がある。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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