需給契約
英語名electricity contract
電気の需給に関する契約。その性格は、電力会社が需要家の求めに応じ電気を引き渡し、需要家は引き渡しを受けた電気の対価を支払うという私法上の双務契約で、電気の継続的供給を目的とした売買契約の一種として位置づけられる。供給約款では需要家からの電気使用申し込みに対し電力会社が承諾したときに成立するものとしている。なお、需給契約の単位は、供給設備を合理的、経済的に施設することにより経費の節減を図り、同時に需要家間の負担の公平を確保するため、「1需要場所について1契約種別を適用して、1需給契約を結ぶこと」を基本としている。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)