英語名greenhouse effect gas

温室効果ガスと呼ばれるCO2(二酸化炭素)、メタン、フロン等は、太陽からの日射エネルギーをほぼ完全に透過させる一方、地表から再放射される赤外線の一部を吸収し、宇宙空間に熱が逃げるのを妨げる効果を持っており、地球温暖化の原因となっている。その中でも大きな原因となっているCO2の大気中濃度は、世界気象機関(WMO)によると、工業化時代以前は280ppm程度だったものが、2006年には381.2ppmと過去最高水準になっている。これら温室効果ガスの濃度を、地球の気候に影響に危険な人為的影響を及ぼさないような水準で長期的に安定化させるため、1994年の気候変動枠組条約発効に続き、1997年にはCOP3にて京都議定書が採択される等、国際的規模で地球温暖化の進行を食い止めるための取り組みが行われている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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