ウインド・ファーム
英語名wind farm
多くの風力発電機を設置して、全体を一つの発電所として運営する形態のこと。風のエネルギーを「収穫する農場」という意味合いが込められている。資材の運搬をはじめ、変電設備、連系送電線等が共有できるため、設置コストが単体の風力発電システムに比べて抑えられる。自治体の設置による風力発電機が主流だったころは、単体の設置が多かったが、風力発電が事業者主体になるにつれ、ウインド・ファームが中心になっている。より採算性を求めて、一つのウインド・ファームに建てる風力発電機の数も増加傾向にある半面、系統に連系した場合の出力変動の影響が大きく、課題となっている。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)