英語名

容量市場は、中長期的に安定供給に必要な供給力を確保しておくための市場である。競争環境下では、卸電力市場からの収入だけでは、市場参加者によって十分な供給力を確保することが困難になるとの懸念があったためである。
一般に、中長期的な容量確保のための仕組みは、「容量メカニズム」と呼ばれるが、容量市場は容量メカニズムの中で、最も効率的に必要な容量を確保する仕組みとされている。
確保する供給力は、信頼度基準に基づいてきめられることになっており、事前に設定される需要曲線に反映されることになる。また小売り電気事業者には、顧客の需要に合わせた容量を容量市場から買うことが義務づけられる。

出典) 服部徹「容量メカニズムの選択と導入に関する考察」電力経済研究 No.61 を参考に作成

他の用語を探す

キーワード検索

50音で探す
 
 
     
 
         
英数字で探す
A B C D E F G
H I J K L M N
O P Q R S T U
V W X Y Z 数字