英語名effective earthing

直接接地系統においては、いかなる地点で1線地絡故障が発生しても故障点からみた系統のインピーダンスが、
R0≦X1、X0≦3X1
故障点からみた系統の正相インピーダンスZ1=R1+jX1(故障点からみた系統の零相インピーダンスZ0=R0+jX0)の条件を満足する。この条件下では地絡点の健全相対地電圧は最大でも相電圧の1.3倍以下に抑制可能である。したがって、直接接地のことを有効接地、また、直接接地系統を有効接地系統と呼んでいる。
187kV以上の系統においては、異常電圧の抑制、経済的な絶縁設計、保護リレー動作の迅速・確実化のメリットが電磁誘導対策費用増加のデメリットを大幅に上回るため、有効接地(直接接地)方式を採用している。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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