マイクロ波無線
英語名microwave radio
無線方式を用いて大容量伝送を行う場合には、無線の周波数を高周波数化して多重化するのが有効な手段であり、電力会社では6.5GHz、7.5GHz、12GHz帯等を使用している。この周波数帯域は、マイクロ波帯と呼ばれていることから、電力会社で使用している多重無線は、通常マイクロ波無線という。マイクロ波無線は、小電力、大容量、および無給電中継の通信が可能等の特徴を有し、さらに伝送媒体にケーブル等の物理媒体を使用しないことから、最も信頼度を必要とする通信回線として使用されている。現在、通信機器のデジタル化の趨勢の中で、マイクロ波無線もほとんどデジタル化されている。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)