英語名microwave heating

周波数2,450MHzまたは915MHzの高周波電圧を誘電体に加え、その中に生じた電界の方向変化により発生する誘電体損失による発熱を利用するものである。
特徴は、
・ 被加熱物自体が発熱体である内部加熱であるため、短時間で加熱ができる
・ 加熱炉や雰囲気等を高温化させる必要がないので熱効率が高い
・ 加熱電力の制御が容易で応答が早い
・ 複雑な形状のものでも比較的均一に加熱できる
・ 真空中で加熱ができる
等である。
 マイクロ波加熱の応用としてもっとも普及しているのが家庭用の電子レンジであり、工業用としては食品の殺菌、冷凍食品の解凍、米菓(あられ等)の加工、木材の乾燥、曲げ加工、陶磁器類の乾燥、ゴムの加熱、加流、岩盤の破砕、放射性廃棄物の処理、焼却灰の溶融固化等、多方面にわたって今後普及していくものとみられている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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