英語名load ratio control transfomer

送電線あるいは配電線の電圧を調整するために、電圧の変動に応じて変圧器の負荷をかけた状態で、巻線のタップを切り換える装置を負荷時タップ切換器といい、負荷時タップ切換器とその駆動装置および付属装置を含めたものを負荷時タップ切換装置という。変圧器とこの装置とを組み合わせたものが負荷時タップ切換変圧器で、直列巻線をもつ変圧器と、この装置とを組み合わせたものが、負荷時電圧調整器(LRA:load ratio adjuster)である。
電圧調整方式には、外部回路に直接接続された巻線の負荷電流が、負荷時タップ切換器を通過するように結線された直接式と、直列変圧器の励磁巻線を流れる電流が負荷時タップ切換器を通過するように結線された間接式とがある。またタップ切換を変圧器の高圧側で行うものと、低圧側で行うものがある。タップ切換時に変圧器のタップ間に流れる循環電流を制限する方法として、抵抗式とリアクトル式があり、現在は抵抗式が多く用いられている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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