英語名pilot wire protection

この方式は、保護区間内各端子の電流回路を表示線で差動接続し、各端子で電流の方向、大きさ、位相を表示線を通じて直接比較しあい、内外事故を判別する。この継電方式の特徴は、保護区間内のいずれの事故にも両端子を高速度に動作させることができ、信号伝送路に電力線搬送またはマイクロ波を使用する方向比較、位相比較方式に比して装置が簡単であり、保守が容易であること、内部事故時流出電流がある場合にも事故区間を選択できることから、多端子系統や併架多回線送電線で零相循環電流が流れる系統にも適用可能であるが、表示線亘長に制限(一般に20km程度)があるため、中・長距離送電線には適用し難い。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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