光IP通信方式
英語名optical IP communication method
光IP通信方式は、情報通信方式の一つであるIP通信方式(Internet Protocol)に高速・大容量伝送が可能な光ネットワークを適用した通信方式である。光IP通信方式の規格は、IEEE802.3で規定されており、光ファイバの種類や使用する光信号の波長等要件に合った規格を採用することにより、短距離から長距離まで高速通信が可能である。近年は、100BASE-FX(100Mbps全二重通信方式)、1000BASE-LX(長波長1000Mbps全二重通信方式)、1000BASE-SX(短波長1000Mbps全二重通信方式)等が主流である。SMF(シングルモード光ファイバ)を使用する100BASE-FXや1000BASE-LXは100km以下の通信に使用され、MMF(マルチモード光ファイバ)を使用する1000BASE-SXは数百mの通信に使用される。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)